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ゾンビの人権を主張するおじさんゾンビのサクセスストーリー「ゾンビのジョンおじさん」【ホラー映画を毎日観る人】(384日目)

「ゾンビのジョンおじさん」(2016)
ロバート・ルーカス監督
ジョン•A•ルッソ監督

◆あらすじ
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今から50年前の原因不明のゾンビ大量発生、大被害を受けたものの現在は沈静化した。根絶することは出来ず、ゾンビが未だに存在するこの世界で人間としての機能を取り戻したゾンビがいた。理性があり、会話も運動も性行為も可能なゾンビ、その代表格が何を隠そうジョンおじさんなのである。
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人間に近いゾンビのジョンおじさんが有名人となって、ゾンビの権利を主張しながら成り上がっていくB級ゾンビコメディです。

評価は低いもののなんとなく面白そうだったので視聴しましたが評価通りでした。
現在アマゾンプライム、U-NEXT等で配信中です。

ジャケ写も面白そうです。

ジョンおじさんが姪や甥の協力を得ながら、メディアに出てゾンビの権利を主張していく。人気が出て、映画やCMへの出演やグッズ販売等で富も名声も手に入れる。しかしその一方でゾンビ反対派や過激なゾンビハンターから命を狙われ、ついには誘拐されてしまう

という風にまとめてみると以外に面白く思えてくるんですけど、とにかく寄り道が多くてテンポが死ぬほど悪いです。

ジョンおじさん
演じたジョン•A•ルッソは監督も兼任しています。

登場人物を丁寧に描こうとし過ぎるあまりシーンが爆裂に増えていき、その結果、場面転換が異常なまでに多いです。
物語の大筋にそこまで関係が無いゾンビ演技学校の生徒や一人ひとりのゾンビハンターにまで個性を持たせようと詰め込んでおり、結局何を見せたいのかが分からなくなってきます。

ショボめの銃撃戦もあります。

ジョンおじさんのブラックジョークやくだらないノリは面白いのでそのあたりをもっとフューチャーしたり、なぜジョンおじさんのような人間に近いゾンビがあらわれたのかなどを描いても良かったのではないでしょうか。

モノクロのシーンはモノクロになる必要性が
1ミリもありませんでした。

ストーリー自体はかなりとっ散らかっており、少々しんどいですけど低予算ならではのバカっぽさやくだらなさ満載のエンディングは面白かったです。

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