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クリスマスを意識した殺し方で復讐しよう!「マザー•クランプス クリスマスの魔女」【ホラー映画を毎日観る人】(380日目)

「マザー•クランプス クリスマスの魔女」(2017)
ジェームス•クラス監督

◆あらすじ
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1992年、ベルグレイブの町で子供たちが惨殺される事件が起きた。犯人と思われるモリー•フレッチャーは町の人々により絞首刑に処される。しかし死の間際、モリーは魔女フラウ•ペルヒタの呪いをかける。それから25年後のクリスマス、この町で再び子供の失踪事件が相次ぐ。祖父の家に遊びに来ていた小学生のエイミーも森に佇む黒マントの女に付け狙われてしまう。
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YouTubeの予告動画のサムネイルが刺激強めだったのでお気をつけください↓

https://youtu.be/zpwuNjYa4UU?si=DbAuBKNDUQV_mp1q


クリスマス、魔女の呪い、メインキャラは子供たち

といった感じで

面白くなる要素はたくさんあったし、映像もキレイなのになぜこんな仕上がりになってしまったんでしょうか。
なんとか作品として成立させようと無理に繋ぎ合わせて作ったように見えてしまいました。

ちなみに現在、アマゾンプライム、U-NEXTで配信中です。

そもそも怖いシーンが少ないですし、役者陣の恐怖や驚きの演技はお世辞にも上手いとは言えないです。終盤でエイミーの母バネッサが祖父のアルフィに対して「警察官だったの?」、「だからお酒を盗んだの?」等と何ら脈絡のない唐突な後づけ設定みたいなものをぶっ込んでくる割にはそれをその後に回収しない等
投げっぱなし、出しっぱなしの印象です。

登場人物も多く、メインポジションのはずのエイミーや子供たちが霞んでしまいました。

アルフィとバネッサ
バネッサがキレイで良かったです。

魔女モリーが誰彼構わず殺していく理由もよく分かりませんでした。
濡れ衣を着せた町の人々に復讐したいのであればその当事者だけを狙えばいいし、無差別に殺害を繰り返す修羅と化したのであればクライマックスでエイミーに真実を伝えて、本当はかわいそうな人だったんだと分からせる必要もなかったと思います。

モリーをかわいそうな人ポジションにする割にはそれまでにめちゃくちゃエグいやり方(後述します)で人を殺してるのでちょっと矛盾しているように感じました。
魔女のフラウ•ペルヒタが乗り移っているということなのかもしれませんが分かりづらかったです。

中々にアレな作品ではありましたが、モリーの殺し方がクリスマスを意識しているのは面白かったです。

腹に電飾を縫い付けて外に張り付けにする
クッキーの型で肉をえぐって焼く

その他にも
電動のパン切り包丁で内臓をえぐり出してそれをオーブンで焼いたり、その焼いた内臓を電飾で拘束した別の人に食べさせる等
我々の理解が追いつかないような意味不明な殺し方は面白かったです。

他にも、祖父のアルフィがエイミーたちに電飾のついた棒を渡して「これで身を守れ」と分けのわからないことを言ったり、「どういうこと?」となる部分は印象的でした。

暗闇の中で電飾のついた棒を持って怯えてる画が
シュール過ぎます。

製作陣がなんとかアイデアを絞り出した感じが垣間見えて良かったです。

これが哀愁なのかもしれません。

☆この度ホームページを開設しました!
もしよかったら覗いてやってください。

渋谷裕輝 公式HP↓


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