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推せる!殺人着ぐるみロボット!「ファイブ•ナイツ•アット•フレディーズ」現在上映中【ホラー映画を毎日観るナレーター】(432日目)

「ファイブ•ナイツ•アット•フレディーズ」(2024)
エマ•タミ監督

◆あらすじ
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弟が謎の失踪を遂げ、事件の悲しい記憶から立ち直れずにいる青年マイク。妹アビーの親代わりとして生計を立てるため必死に仕事を探す彼は、廃墟となったレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員として働くことに。「モニターを監視するだけ」という簡単な仕事のはずだったが、妹を連れて深夜勤務に就いたマイクは、かつてそのレストランの人気者だった機械仕掛けのマスコットたちが眼を怪しく光らせながら自ら動き出す姿を目撃。マスコットたちはかわいらしい姿から一転して凶暴化し、マイクや廃墟の侵入者を襲い始める。(公式より引用)
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公式サイト↓

「コカイン・ベア」や「M3GAN/ミーガン」を手掛けたブラムハウスの最新作です。

原作は同タイトルのゲームで、続編やスピンオフを含めこれまでに10作以上リリースされている人気コンテンツとなっております。

ゲーム版一作目の内容としては

●プレイヤーは機械仕掛けのマスコット達を看板にしているピザ屋の夜勤警備員となって、警備員室から監視カメラを通して店内を監視する。ホラーゲームの形式としては珍しく、プレイヤーは警備員室から一切動けない。ゲームの目的は、警備員室に接近してくるマスコット達の侵入を防ぎ、朝の6時まで生き延びること。簡単に言えばだるまさんがころんだ。彼らにつかまると、ワイヤーや可動機器でいっぱいの着ぐるみの中に無理やり詰め込まれて死ぬ。プレイヤーは監視カメラでマスコット達の位置や動きを監視、警備員室まで接近してきたらドアを閉じて防御する、ということを繰り返しながら朝6時になるのをひたすら待つ。(ピクシブ百科事典より引用)

とのことなので
映画版は主に一作目がベースになっていますが基本的にはオリジナルのストーリーとなっています。

とてもワクワクするジャケ写ですね。

個人的に人形系のホラーがとても好きなので非常に楽しみにしておりました。

•何かしらの事情で廃墟で働かなければいけない
•そこで人形たちと一夜を共にする
•そしてその人形たちに襲われる

という共通点からニコラス・ケイジ主演の「ウィリーズ・ワンダーランド」のような展開を想像してしまいました。

「ウィリーズ・ワンダーランド」はストーリーどうこうと言うよりも、一言も話さない謎の男ニコラス・ケイジが次々と襲いかかってくる巨大人形を力任せにボッコボコに破壊していく痛快エンタメホラーになっており、今までに見てきたホラー映画500〜600本の中でもトップ5に入るくらい好きな作品です。

今作は着ぐるみロボットとの戦いというよりかは
自分自身と向き合う主人公の葛藤、家族愛、そして復讐劇にフォーカスを当てているためホラー要素はだいぶ薄いように感じました。

主人公マイクの抱える精神的なストレスやトラウマ、過去に対する執着というものが非常にリアルに描かれておりとても良かったです。

着ぐるみロボットたちはかなり不気味で怖いですが、バックボーンがこれ以上ないくらいにしっかりしているのでめちゃくちゃ感情移入してしまいますし、推せます!

ヒヨコのチカ(右)がお気に入りです。

ジャンプスケアも多用しており、怖いシーンもそれなりにありますが個人的には物足りなく感じ、ホラーやグロ以外の部分に時間を多めに割いているため中盤までが少し間延びしているような印象です。

また婦人警官ヴェネットの存在もストーリーを展開させるために都合よく生み出されたというか作為的な感じがほんのりとしてしまいました。

ザ•ヒロインという感じの正統派美人お姉さんです。

ラスボスの正体含め多少唐突な部分もあり消化不良なところもありましたが、オチがビシッと決まっていて最後までしっかり楽しめました!

☆この度ホームページを開設しました!
もしよかったら覗いてやってください。

渋谷裕輝 公式HP↓


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