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11.24 壁打ちの会 #005中川さん①

こんばんは。
WORLD CAFE by まちの企画室
副部長シバタです。

今回は、11月24日に行われた
エントリー#005 中川裕太さん(以下、ゆーたさん)の壁打ちの会 1回目の内容をご紹介します。
壁打ちの会は
メンター(壁打ち相手)である丸山部長が
これまでの数々の事業を成功に導いた経験に
基づいて作成された「mmm (Maruyama Marketing Method)」に沿って展開されます。
「mmm」の1つである事業プランシートをエントリー者が埋め、初めは荒削りでも数ヶ月に渡り壁打ちを行い完成させる事で、事業構築の根幹となる基礎部分を固め、現実的な事業実現へと伴走すると言うもです。
内容に入る前に、ゆーたさんのエントリープレゼン内容をご覧ください。

それを踏まえて
第1回目となる壁打ちの会。
早速、事業プランシートどうぞ~



【前回からのゆーたさんの変化】
北見方で骨付鶏を売りたい!という思いは変わらないですが、
最初は店舗ではなくて、キッチンカー販売から始めてみても
いいかもしれないと思っています。

【丸山部長、参加された応援者からの助言、質問】

丸山部長:
現状だと、プレゼンターが6人いる中ですが、いいか悪いか別で一番進んでいるのはゆーたさんですかね。
一つは、売る物がすでに決まっているという事。そして大事なのはシンプルで誰が見てもわかりやすいビジネスであること。
ただ、一方で「決めすぎている」という感も否めません。
次段階のフェーズとして様々な角度で見ていく必要があります。
やることが決まっている人であれば、その最大化。その事業をやるのであれば、こういう方法の方が良くない?とかあの方が良くない?とか、場所はここが良くない?とか…
可能性この壁打ちの会の場で探って、それを踏襲して、そのゆーたさんの中での最適解を見つけていけるといいかもしれないですね。

ゆーたさん:
確かにそれは皆さんの意見は伺いたいです。
現在、たまたま住んでいる場所が北見方で、周りに聞いたら飲食店が少ないことにちょっとした不便を感じていて、そしてもともと大好きだった地元の骨付鶏があって…
じゃあ、やってみよう!みたいな状況だったので…

丸山部長:
飲食店の場合、スタートはみんなそんなもんだと思うし、目の付け所は決して悪くはないと思いますが、そのアイディアを最大化出来たらいいかなぁと。
ゆーたさんのプランの既定路線でいうと、骨付鶏を自分の住んでいる北見方エリアで、テイクアウト専門店。
厳密にいうとテイクアウト専門店だとビジネスモデルは変わるのですが、飲食店のが少ない地域で飲食店をやると喜ばれるよねという理論は、どこのエリアででもいえる事。それだけだと少し弱くて、その理論の理由付けをゆーたさんの中でもう少し持つ必要がある。
ただ、骨付鶏というのは他とは違う、キラーコンテンツなので、それ自体に魅力は感じているのですが…
他の方にも聞いてみましょうか。どうですかね?

みるねぇ:
お話を聞きながらインスタでも骨付鶏を検索して、売り方の提案なのですが、ランチセットでキャベツとお味噌汁と白いおにぎりと骨付鶏がドンっと入っていてという写真が魅力的に見えました。
地のものなので、香川の方々は皆さんそれぞれの楽しみ方が浸透しているかと思うのですが、そうではない地域で販売して知ってもらうには楽しみ方の提案ができるといいのかなぁと思いました。
文化を知ってもらって、文化のファンになってもらうというのが第一なのですが、あとは地の方もいらっしゃるはずなので、その方の郷愁をくすぐるような提案されるといいのかなぁと思います。
さらに、「夜」とか「つまみ」とか絞らずに、一鶴さんだと鶏めしとかあるので、日常に寄り添った提案ができるといいのかなぁと思いました。

いわいさん:
私は、これを食べたときに、日常食ではなくイベント食だなと感じました。
フェスとかのイベント時にキッチンカー販売されててそれにかぶりつくようなものかなと感じました。
なので、ゆーたさんのお話を聞いて、なるほどと思ったと同時に、その食べ方の文化も合わせて伝えていくといいのかなぁと感じました。
実際このお店があったら、坂戸じゃなくても行くと思いますし、ウーバーイーツを使って子供がいない時間に楽しみたいと思うので、北見方である必要もそんなにないのかなぁと思います。

丸山部長:
おそらく、ゆーたさんも本業があって、ご家庭もあって、という事情もおありだと思うのですが、ビジネスを考えるうえで事情を考慮せず理想を考えた方が良いかなぁと思うのですが、事情を考慮してると諸々限定的になっていますが、それをもう少し拡張して考えると最終的にどうしたいのかなぁというのもあります。
一方で、現状のプランでいうと私自身疑問に感じている部分もありまして、
「1日80本、25日、毎月毎月売れないんじゃないかなぁ」とね…絶対とは入れないけどね。
駅前でも1月2000本は難しいのではないのかなぁと。

みるねぇ:
やはりまだ、浸透していないことを考慮すると、よくある「駅弁フェア」とか「北海道フェア」みたいなご当地のものを紹介する場での一期一会的なのだと親和性が高く、売りやすいかと思います。そこで買った人たちは、「おいしかったね、次はどこで食べれるんだろうね」という感じで知れ渡っていく…みたいな

丸山部長:
まさに、そういう場での販売は想定するべきだと思います。
例えば渋谷のマークシティのB1にある「しぶちか」ってあるのですが、
あの場所はどのお店もメチャメチャ売れるんです。私自身もlen(丸山部長が経営するパン屋さん)で催事として出店したことあるのですが、とてつもなく売れるんです。それくらい次元が違う総菜売り場なのですが、その中でも強烈に売れるのは専門店なんです。いろんな種類のパンをいろいろ売るよりも、わかりやすく「餃子です!」みたいなのがよくて、餃子だけで50万売るみたいな場所なんです。骨付鶏はどちらかというと、その餃子に近いものがあると思っていてるんですよね。

ゆーたさん:
前回のエントリープレゼンから、正直キッチンカーも含めてそういうのもいいなぁと思いました。キッチンカーとかポップアップとかでいろいろなイベントや場所を回るというのやってみたいと思います。
そして試しという意味でも、北見方でキッチンカー販売はやってみたいという思いもありました。

丸山部長:
飲食軸の中でも、キッチンカーとか製造とかルールがある中で、何ができるかというのも含めていったん整理した方が良いのかもしれない。
そして、ウーバーとかも踏まえると、北見方はセントラルの製造拠点として持っていてもいいかもしれないけど、売上を作る本丸はイベントやキッチンカーである!というのは戦略的にはありかと思います。
そっちの方が、みんなが賛同しやすいかと。
後は、キッチンカーとかはその場で食べれるというのはいいかもしれないけど、本来は家で食べて欲しいだよね?

ゆーたさん:
そうですね。
家でもいいですし、店舗が構えれば一番は店舗で食べて欲しいですね。

丸山部長:
そうだよね、そこもゆーたさんの事情で「テイクアウト専門」としているけど、そうではないならもう一度考えてもいいですね。
みなさんに聞いてみましょう。どっちが良いですかね。
「北見方に店舗があったとして、皆さんが行くなら、テイクアウト専門と、テイクアウトもサブでやるけど立ち飲みでもいいから数席席のある店舗、どちらがいいでしょう?挙手でお願いします。」

テイクアウト専門 0人
小さくても飲食店 12人

ゆーたさん:
やっぱりそうなんですよね!わかってはいましたが、そうですよね!
僕の一番の理想は、ファミリーでも来てもらいたくて、なので畳のある小上がりのあるお店で、というのが理想なんです。

みふねさん:
すごく、おいしいのですが、
食べ方でいうと、手が汚れたくないし少し量が多いなぁと思いました。

ゆーたさん:
そこは、業者さんとの要相談なのと、
単価的にも800円くらいはキープしたいのですが、
300gで800円というのはちょっと譲れないかなぁという印象です。

丸山部長:
じゃあ、ここも一旦アンケートとってみましょう。

■サイズ・形状含めてもフィットした方という方?
  →5人(45%)
■1本800円という価格帯はいかがでしょうか?
  →ALL
■1000円だとどうですか?
  →イートインだと良いかも


丸山部長:
ゆーたさんは北見方界隈の共働き家族の忙しいパパ、ママの夕食難民の方々は、そういう場合は意外とテイクアウトじゃないという場合もあるよね。
やはりイートインに入っちゃうよね。

みるねぇ:
私の近所の4軒ある定食屋さんは金曜日の夜はファミリーだらけで、且つ子供だらけなんです。

ゆーたさん:
僕自身も、保育園のパパ友、ママ友とお話してて、北見方のこの辺は飲食店少ないよねーっていう話をしていて…
そういう中で、ビジネスプランを練ってて提案するのは「テイクアウト専門店」っていうのも自分で「違うんだけどなぁ~」と思いながら…
でも、資金的に難しいかなぁと思っていまして…
でも本当にやりたいのは、店舗をかまえて皆さんを受け入れたいというのが理想です。

丸山部長:
それであれば話は違っていて、一旦事業プランを立ち止まって考えた方がよくて、そこに関しては大は小を兼ねるので、飲食店として許可を取って、投資は上がってしまうかもしれないですが、テイクアウトもできるというのは全然ありで、オペレーションの部分で毎日フル稼働できないとか、家族経営だから、店舗に立つにも制限があるのであれば、曜日決め打ちでこの曜日とこの曜日はゆーたさんが店に立つ!それ以外の日は「ごめんなさい、テイクアウトのみなんです」みたいに工夫すればオペレーションもできますし、限定感もプラスされるので、あり思います。

ゆーたさん:
そうですね。僕自身はうまいものを提供して酒を飲んで欲しい、そして旦那さんと主婦の方の憩いの場にしたい!という思いです。

チェリーさん:
今日頂いた骨付鶏はとてもおいしかったです。
量も少し多いのですが、僕の場合は奥さんと分けて食べるかなぁと。
そして、話を伺っていて、ご自身で一鶴で修行したというわけでもないのであれば、もう少し「本場香川の」というブランドを裏付けるストーリーがわからなくて、「鶏肉は〇〇産です」とか「本場」がもう少し伝わるといいのかなぁと思いまして、その方法を考えたときにいきなりテイクアウトはそれでいいのか?という思いもありまして、ゆーたさんご自身がとても魅力的なので、そこも含めて発信、伝達のツールになりそうだなぁと考えています。

丸山部長:
確かに、駅前の唐揚げ屋さんは「〇〇賞金賞受賞」とかわかりやすいものがあるけど、それが確かに香川の一鶴は有名だけど、下手したら「パクリ」という認識もされる可能性があって、それはブランドとしてもネガティブ要素になる。「パクリ」は言い方を変えると「インスパイア」とも言いかえれるけど、その裏付けも含めて考える必要がありますね。

みるねぇ:
それで言うと、香川の名物を広めたいのであれば、多世代も取り込めるうどんとかも一緒に出しても良いのでは?

丸山部長:
本来のメソッドでいうと、その順番なのですが、
ゆーたさんの場合はすでに売りたいものが決まっている骨付鶏を売るんだ!というパターンなんですよね…
そこのHOW(戦術)はすでに決まっていて…
HOWの中でも4Pってあって、Prodcts, Place, Promotion, Price とあるのですが、ゆーたさんの場合は、
Prodctsは骨付鶏、Priceは800円、Placeは北見方で、PromotionはSNSでということを考えているかと思うのですが、そこに置いて、ProdctsとPriceは決まっちゃっていて、そこの議論はあえていいのかなぁとおもっているのですが、他の”P”はもう少し検討の余地があるのかなぁと。


と、この日の壁打ちの会はこれで終了しました。
このゆーたさんの会もかなり白熱した議論がなされていました。
もともと、ゆーたさんは骨付鶏に対してとても強い情熱を持ってらっしゃっていて、でもそれだけではなくて、
確かにゆーたさんの情熱はゆーたさんの言葉を伴うと強い伝達力を発揮していて、私も食べて2回目ですが、すっかり骨付鶏の魅力に取りつかれてしまった一人です。
HOWを考えるうえで、その方のキャラクター性ってとても良い戦術の一つになるのだなぁと改めて感じました。

さて、そんなゆーたさんの次回の壁打ちの会は
12月15日(金曜日)に行われます!

【詳細】
日程:12月 8日(金)
時間:18:30~開場、19:15~開始
会場:ノクチラボ(神奈川県川崎市高津区溝口 3 丁目 3-8)
参加費:一般 1,000円
    25歳以下 500円
学生 無料
   ※1drink オーダー制とさせて頂きます。


そして、以下、12月の壁打ちの会のスケジュールです。

◆12月8日(金)18:30~開場
プレゼンター:#002 増村さん②、#001 高野須さん③

◆12月15日(金)18:30~開場
プレゼンター:#002 高橋さん③、#005 中川さん②

◆12月22日(金)18:30~開場
プレゼンター:#004 坂本さん②、#006 いいのさん②



長くなりましたが、
最後までありがとうございました。

以上、副部長シバタでした~。

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