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ピンチはチャンス

小学生以下を対象とした料理教室のボランティアを行っている。

ライフワークと言うのは憚られるが、この料理教室で食育に携わり始めてから、かなり年数が経った。スタッフの入れ替わりはあるものの固定メンバーは変わらず、様々な職場で働く栄養士たちが集まり、月に一度の料理教室を開催している。

コロナ禍で一時は中断したものの、感染リスクを徹底的に抑えるため、体調確認の徹底、常に換気、マスク、食器の共有禁止など、ありとあらゆる方策を打ち、今月も無事に開催することが出来た。

以前は大きく班に分けて調理をしていたが、今は参加する家族ごとに調理をしている。ひと家族で全品を作るので、作る方も教える方もハードである。

事前準備も段取りも格段に手がかかるようになり、スタッフは毎回フラフラになるが、参加する家族からは「全品作れて楽しいし、工程が分かりやすくなった!」と好評である。

確かに、今までは低学年やこども園児だと、お手伝い程度の作業しか回せなかったり、逆に高学年は年少者に譲らなくてはいけない場面が多かったり、順番待ちが長くなったりと、集団行動ならではの問題点があった。しかし家族ごとに作るのであれば、他に手を出してくる人は居ない。全て仕上げる必要があるので、3才児でも包丁と格闘するし、6年生ともなれば一人で思う存分に調理を楽しむことが出来る。

まさかの棚ぼた的満足度アップ。

コロナ禍でなければ、やり方を変更する機会などなかっただろう。ピンチがチャンスになったのであれば、コロナ禍も悪いことばかりではない。

追い詰められると、新しいアイデアが沸いてくる。火事場の馬鹿力とも言えるのだろうか。

今日も子どもたちはイキイキと調理をしていた。自分で食べるものを自分で作るワクワク感、初めて触る食材の感触、自分の手のなかでどんどん形を変えていく料理に目を輝かせている。

これからも感染症などでピンチは訪れるのだろうけど、その度にスタッフで力を合わせて頭を捻り、食育に携わり続けていこうと思う。

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うずらスコッチエッグにかぼちゃとりんごのサラダ、バレンタインチョコ。なかなかのボリュームで舌も胃も大満足であった。


筋トレ 15分(スクワット、ランジ、腹筋 サーキット)

エクササイズ動画 10分

エアロバイク 10km=150kcal

体重 46.5kg

体脂肪率 24.3%

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