「ヒット作の前作」を語るしあわせ。

たとえば「ドラゴンボール」は名作だ。

まちがいなく名作なんだけれど、ドラゴンボールの作者は、ドラゴンボールの前に「Dr.スランプ アラレちゃん」という名作を書いている。

たとえば「新世紀エヴァンゲリオン」は名作だ。これまた、エヴァンゲリオンの監督は、エヴァンゲリオンの前に「ふしぎの海のナディア」という名作を世に出している。

このように、世の中でヒット作と呼ばれる作品には「ヒット作にヒケを取らないおもしろさの前作」が存在するケースがある。

マンガやアニメ好きの人と語るとき、ヒット作を語るだけではなく、この「ヒット作の前作」の話題で盛り上がれたとき、ああこの人と出会えて良かったなあ、とこのうえなく思える瞬間だ。

先日、マンガ好きの上司とまさにそんな会話を展開した。

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わたし　
「スラムダンク」は名作ですよ、でもその前には「カメレオンジェイル」があることを忘れちゃいけないですよ。

マンガ好きの上司
もちろん。「ジョジョの奇妙な冒険」の前には、「バオー来訪者」があるのと一緒だよ。

わたし
「今日から俺は!!」の前にも「甘く危険なナンパ刑事！」がありますからね。

マンガ好きの上司
まあ、その2作品は厳密には同時期だけどね。あと「疾風伝説 特攻の拓」を語るなら、「名門!多古西応援団」も語りたいね。

わたし
「MAJOR」もいいですけど、やっぱり「健太やります！」も見てもらわないと。

マンガ好きの上司
あーなるほどね。「モンキーターン」の前には「帯をギュッとね!」があるからね。

わたし
あとは、「HUNTER×HUNTER」の続きを待っているあいだに、「幽☆遊☆白書」は読んでおいて欲しいですね。

マンガ好きの上司
いやー、そこは「レベルE」かな。

わたし
「犬夜叉」好きなら「らんま1/2」も読んでほしいなあ。

マンガ好きの上司
むしろ「らんま1/2」好きなら、「うる星やつら」は押さえておきたいけどね。

わたし
「かってに改蔵」や「さよなら絶望先生」や「かくしごと」が好きな人には、「行け!!南国アイスホッケー部」はスルーして欲しくないなあ。

マンガ好きの上司
サンデー系、多いな。「からくりサーカス」を面白いと思うなら、「うしおととら」は押さえて欲しいのと一緒だな。

わたし
「ワンパンマン」おもしろかったなら、「アイシールド21」もいって欲しいですけどねー。

マンガ好きの上司
原作者ちがうけどね。「クレイモア」の前ってなんだっけ、ほら、あの、

わたし
「エンジェル伝説」ですね。たしかに、ここも押さえたいですね。

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ちょっと世代がバレる会話ですね。40歳男性まるだし。
あーたのしかった。