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その悩み、おいしいものを食べたら忘れられるかもしれません。

「つらいときは、ウマイもんでも食って、寝て忘れちまえばいいんだ」

こんなランボーなことばで、凹んだ気持ちが癒されるなら苦労はしない⏤⏤⏤。

そう、最近までは思っていた。

わたしは夕方16時くらいになるとモーレツに腹が減る。

そして、仕事中にこのタイミングでイヤなことがあると、モーレツに悩みだす。

とにかく腹が減っていると、前向きな思考になれない。
帰路についても悩みっぱなし。ため息の連打。

なんにもする気がしない。
わたしは悩みはじめると、、なぜだか悩んでいる自分をさらに悩めるよう環境を整えてしまう。

でも、もし良かったら悩む前においしいものを食べてみて欲しい。

「あー、寿司でも買って帰ろう」

と、家に帰って寿司をむさぼっていると、少しずつだが元気が出るときがある。

そのまま奥さんとくだらない会話をし、noteを書いて、酒を飲んで、寝て起きたら、意外とリセットできたり。

空腹になると人はイライラする、と言うがそんな人間ではないと自負していたし、それで人にあたったことなんてない。

なんか空腹時こそ、感性が研ぎ澄まされそうじゃん。

満腹や空腹に、自分のこころが左右されるなんて、なんか理性的じゃないよなって。

武士でもないのに「武士は食わねど高楊枝」でありたいって。

だから悩んだときこそ、食べないでふさぎ込むときもあった。

自分だけはちがう、と思いこんでいたけど、実際はそこから目をそらしていただけで、単純に生物として、

「腹が減っているときは、元気が出ない」

というあたり前のことを、いい歳して気がついた。
最近になってようやく自認した。

だから、仕事でもプライベートでも、イヤなことがあったときは、悩む前に、グチる前に、お腹が減っていないか確かめる。

そして、腹が減っているなら、まず好きなものをソコソコ食べてみる。

このときばかりはカロリーを気にせず食べてみる。
それで悩みが解消されれば万々歳だし、それでも解消されなければそこから悩むようにしよう、と。

わたしの好きな話で、

人類が何十万年前に地球に生まれてから、現代までの歴史を24時間で換算すると、飽食の時代と呼ばれるいまは「23時59分57秒」くらい。

という話がある。

人類は、われらの先輩たちは、どの時代もずぅーーーーーーーーーっと空腹との戦いを続けてきたのだ。

ここ50年くらいで、ようやく人類は、すぐに食べ物が手に入る時代を作ることができた。

これはもう、この時代につなげてくれた多くのご先祖様たちに感謝でしかない。

しかしだ。
そんな歴史と現実を踏まえると、食べ物ってヤツが人間の身体だけではなく「こころ」にまでおおきな影響をあたえるチカラを持っているのも納得がいく。

まあでも、悩むたびに食べてたら120%太るけどね。

でもね、悩みのない人生こそがわたしはしあわせだと思うから、多少の代償はしかたないさ…。

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