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「レジェンド & バタフライ」を観てラブラブ夫婦分を補給した

「これは、織田信長と濃姫のラブロマンスである」

この前提があったか、なかったかで多分評価が分かれると思う。骨太歴史映画ではない、夢まぼろしの恋愛映画だから。

幸い(?)私は歴史上のラブラブ夫婦が大好物なので、十分楽しめた。

ものすっごい上質なツンデレケンカップルをお出しされたので満足。以下ネタバレってほどでもないが少しばかり配慮して感想を書く。

濃姫(帰蝶)・信長という名前がセリフとして一切出てこなかった。

下手に名前を呼び合わなくても、濃姫と信長であるという前提がすでに出来上がっているのは戦国物の強みだよな~。

・歴史の流れを端折れるだけ端折った

信長の人生の転機となる戦なんて有名どころはダイジェストに流すことによって、濃姫と信長の心の交流に没入する時間ができた。これも戦国物の強み。

本能寺の変は最後までハラハラした

「来ないで明智!!」「あきらめないで信長!!」「帰蝶ちゃんが待つ安土城に帰ろう!!」

か~ら~の!

え? えぇ~~~マジで!? →あ、これってもしかしてそういう事!? →いやわかってたけど! 夢見させてよバカ!! →……っほんとうに、信長のバカっ!!

って感じで感情のジェットコースターが楽しめたので、本能寺からのラストの流れは個人的には拍手喝采ですね。

舞台向きの作品かもしれない。

ちなみに、かなり血しぶきが飛ぶので、グロ耐性弱い人は注意です。忘れて油断したころに容赦なくブシャーっときます。


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