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ho2y
ハローワールド
死にたいと思っていた頃
目の前に永遠が横たわっていて
死ねないことを恐れていた
死にたいと思っていた頃
僕が居なくなっても誰も
悲しむことはないと思っていた
恐怖 怒り 悲しみ 嫉妬 絶望
飲み込まれていた日々の中
どこかに逃げたくて仕方なかった
咲き誇った花が枯れてしまった
同じ花はもう二度と見られないな
頬を撫でた風が去っていった
同じ風にはもう二度と触れられないな
泣き叫んだ どこにも届かないと
踏み散らした 枯れた花が鳴った
呆れるほど 壊し尽くした場所に
残った静寂は 僕のものだった
死にたくないと思ってしまった
時間を使い果たす感覚を覚えてしまった
僕の絶望をどうにもできないくせに
そこにずっと居た君に気づいてしまった
死にたくないと思ってしまった僕は
今、誰よりも君を失うことを恐れているけど
でも、呼吸をしているよ
生きていられるよ
ハローワールド
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