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感情は自分にとっても、子どもにとっても大切なもの

どうして子どもが不登校になったのか
考えて、いきついたのは
心理学を学ぶことだった。


心理学を学んで分かったことの1つに
無気力になるのは、
幼少期に感情を出し、
受け止めてもらえなかった経験があるから。


思い返すと、わたし自身も、
今に生きていたら
不登校になったかもしれないし

感情については、
思うところが結構ある。


私の父は、厳格で、
何かあると怒鳴るような人だった。

反対に母は、優しかったけれど、
愛情あふれるというよりは
父の横で、淡々と家事や育児を
こなしているように見えた。


わたしは家族が大好きだったけれど、
父の笑顔も母の笑顔も、
あまり記憶の中に無いのだ。


どこかで思い込んで、そうしてしまっているのかもしれないけれど。


父も母も笑っている姿が
思い浮かぶのは
孫と一緒にいる、
まぶしいような笑顔。


わたしが実家で暮らしていたとき、
父はいつも不機嫌で、
母はいつも表情がなく疲れていた。



「自分の親に読んでほしかった本」に書いてあったことが
あまりにもよく分かって
思わず、Noteに書いてみようと思った。


成人の鬱の最も一般的な原因は、その人に現在起こっているものごとではなく、子どもの頃に親との関係でなだめられることがなかったせいなのです。

子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本


親との関係が、全て現在の状況に、
影響を与えるわけではないと思うし、
この意見が全てだとは思わないけれど


子どもたちが不登校になり、
何年か前までは
無邪気に過ごしていたのが
全く話さなくなったり
ぐったりして
何もできない期間があり、


どうしてそうなったんだろうと
何年も原因を探してきたので
とても気になったのだ。


子どもの感情に、
親がどう反応しているか、
3つのパターンがあるそうだ。
この本から参考に。


①抑え込む
②過剰に反応する
③受け皿になる


簡単に言うと、
①の「抑え込む」は、
強い感情の反応に対して
たいしたことがないとはねつける。

②の「過剰に反応する」は、
抑え込むの反対で、
子どもの反応に親が過剰に反応する。
感情を乗っ取られると、
子どもは、親に重荷を負わせているように思ったり
心を侵害されているように感じる。


③の「受け皿になる」は、
感情をあるがままに受け入れる。
見てもらえるし、
なだめてもらえるから
安心して自分の気持ちを話すことができる。


わたしは子どもたちの感情に、
過剰に反応していた。

そして、わたしの幼少期には、
抑え込む、
もしくは無視されていたと思う。


この本に書いてあって、
とても救われたのが
過去に出来なくても、
今から切り替えればいいという言葉。


今からでも、子どもには
「受け皿になる」をしていきたいし
自分の感情も、あるがままに受け止めるようにしていきたい。


多分、子どもたちは小さい頃、沢山泣く子ではなかったし
色んなものを見て、
楽しそうに笑ったり

表情豊かに育ったような気がするから
何もかもできなかったわけではないように思う。


でも、泣いたり悲しい顔をするときに
欲しがったものを買ってしまったり
わたしが我慢すればいいと、

無理なことを飲んでしまうことが多かったなぁと
思い出して反省もした。


泣いているから、
おもちゃを買ってあげるとか
アイスを買ってあげるのではなく、
「悲しいね、欲しかったんだね。」と
感情や気持ちに
心から寄り添うことが必要なのだ。

自分自身も、子どもの感情も
どんな感情にも、目をそらさず、
理解することが大切なのだ。


最近、感情について気が付いたことがあった。


息子が、以前よりも
自分の気持ちを
話してくれるようになったからだ。


それは、わたしが
「学校に行くことよりも
 勉強することよりも
 あなたの存在が大事なんだ。
 学校に行けなくても、
 勉強ができなくても
 家族にとって大切な存在なんだよ」と


気持ちを息子に話したことが
きっかけなのではないかと思うのだ。


それから、息子も、自分の言葉で
気持ちを話してくれるようになった。


特に夫に「嫌なことは嫌だ!」と
言えるようになったことが大きくて
夫がきちんと受け止めたり、
悪いと思ったことを
謝ったりすることで
信頼関係も築けるようになってきた。


思春期の時期、
どう感じるかなんて
恥ずかしくて
言えないかもしれないけれど


まずは、
親が感情をきちんと取り扱って
自分がどう感じているのか、
自分自身で感じることから始めたい。


親の様子を見ていたら
きっと、子どもも、
きちんと自分のどんな感情も
受け止められるように
なるのではないかと思う。

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