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5日目:何も考えたくない日々

フェネック文章力向上月間
Day5 仕事について


とうとう(?)5日目にして鬼門の話題が来た。

現在私は休職中だ。しかも二度目。
正直、いま仕事のことを考えると妙な動悸がする。

業務に関することを書いてしまうと身バレに繋がるので、若干のフェイクも交えつつ休職に至った経緯について書こうと思う。


まず、前提として私は「双極性障害」という病を抱えている。
ざっくり説明すると、ハイテンションで活動的な「躁状態」と、憂鬱で無気力な「鬱状態」を繰り返す病気である。

ハイテンションで活動的、というといかにも楽しそうだが、実際はイライラが増したり、妙な万能感に満たされて通常では考えられないような散財・暴力的行為などに走ったりと、躁状態の方がある意味やっかいだ。
かと思えば、一日中床に伏せっているしかできない鬱状態が前触れもなくやってきたりして、それを延々と繰り返している。
こんな日々が続くと、まるで自分が二重人格者のように思えてきて、どれが本当の自分なのかわからなくなってしまう。頭がおかしくなりそうだ。


一度目の休職は、職場の上司からの性被害――セクハラ、だとなんだか軽く聞こえてしまうのであえてこう表記する――が原因であった。
事件の後も騙し騙し出社し続けたけれど、ある日ぷつん、と糸が切れて、自社の建物を見るだけで涙が止まらなくなった。
「適応障害」の診断書が出たときは、ああ、これでもう会社に行かなくて済む、とどこかほっとした気持ちになったのを覚えている。

逆に言うと、一度目は原因がわかりやすい休職だった。
上司にはそこそこの処分が与えられ、別の部署に異動となった。それに併せて私も職場復帰し、私自身も半年で異動することとなった。
休職期間は半年弱程度だったが、そこに「休職の原因はいなくなったんだからもう復帰していいだろう」という周囲の無言の圧がなかったというと嘘になる。あのときの私は、心の声に蓋をして、事件前と同じデスクで黙々と仕事をこなしていた。


二度目の休職には、実は理由らしい理由がない。
強いて言うなら業務量の増加と適性のなさだが、それを言うなら以前の部署の方がもっとひどい環境にあったはずだ(以前の部署は弊社トップクラスのブラックだった)。めでたいことではあるが、結婚が重なったことも大きいかもしれない。何が、というより、きっと一つ一つの積み重ねだったのだろう。

ただ、一つ明確に言えることは、以前に比べてここぞの踏ん張りが利かなくなっている。昔だったら、気力で迎え撃てたはずなのに――その是非はともかくとして。


どちらの休職の方がしんどいかと問われれば、圧倒的に二度目である。

今回の方が、鬱状態のときに動けないことが多かった。一日中伏せっているのは日常茶飯事、食事も取れずベッドの上からほぼ動けないまま一日が終わってしまうことも多かった。
それに加えて、躁状態のイライラ感が非常に強かった。ここまで理由もなく攻撃性が増すなんて、一度目の休職のときにはおそらくなかったはずだ。

それでも、最近はちょっとずつ出かけてみたり、好きなことを始めてみたりして、それなりに楽しく過ごせるようになってきている。
昨日の記事でも触れたが、最近のマイブームはシルバニアファミリーだ。ちなみにヘッダー画像はうちのバニアちゃんたちがオタ活をしている様子である。かわいかろう。
今日から岡野く仔先生のギャルバニアも再開するとのことなので、全力で正座待機したいと思う。趣味は心を救う。

美守座ちゃん(ギャルの子)は幼女かわいい。


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