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カヌレを作る
小鳥遊です。
先日マカロンを作りたくて作ったので、お菓子を作る人にしては珍しく、卵黄が余るという事態に陥りました。だから、卵黄を使うお菓子を作ろうと思います。
さて、タイトルにあるカヌレですが、これも元は余った卵黄を使うお菓子として作られたとされています。
どうやら、当時のフランスの修道院では、ワインの澱を取り除くために卵白を多く使ったとのこと。こちらはお菓子作りではないんですね。
ということで、卵黄を消費していきます。
材料
今回の材料は、こんな感じです。(CanDoの小さい型2セット(10個)分)
牛乳 250ml
バター(生地) 10g
バニラエッセンス 気持ち多め
薄力粉 30g
強力粉 30g
グラニュー糖 125g
卵黄 3つ分
ラム酒 15ml
バター(塗る) 10g
特筆すべき点は3つあります。
多くのレシピだと卵黄1つと全卵1/2つだが、今回は卵黄を使い切りたかったので増やした。
以前作った時はグラニュー糖ではなくて上白糖を使用した。しかし、焼き色が上手く付かなかったので、今回は焼き色が付きやすいというグラニュー糖を使用する(わざわざ買ってきた)。
本当なら、バニラエッセンスではなくてバニラオイルやバニラビーンズを使うべき(香りが飛んでしまう)。しかし、それらは高いので、バニラエッセンスに頑張ってもらうことにした。
作り方
基本的には、上から順番に混ぜていくだけです。
牛乳、バニラエッセンス、バターを入れて加熱する。
薄力粉、強力粉、グラニュー糖を混ぜる。
1.の牛乳液と2.の粉類を混ぜる。
卵黄を加える。
ラム酒を加える。
冷蔵庫でしばらく寝かせる。
室温に戻して混ぜる。ただし、混ぜすぎるとグルテンが出るので注意。なお、後で濾すので全体が均一になればいい。
カヌレ液を濾す。
型にバターを塗って、カヌレ液を入れる。
200度に余熱したオーブンで1時間焼く。
焼いたらすぐに取り出す。
注意する点は、次の3点です。
グルテンの量との勝負になるので、混ぜすぎないことを心掛ける。
型に塗るバターが多いと、焼き色が付きにくくなる。ただし、少ないと型離れが悪くなったり、焼成中に浮いた生地が落ちなくて焼き色が付きにくくなる。
多くのレシピでは、オーブンの温度は230度などと高温になっている。しかし、我が家のオーブンの最高温度が200度なので、今回は200度で焼成する。
それでは、作っていきましょう。
実践編
1日目
本当に量って混ぜるだけなので、特に何か言うことは無いです。順番に作業を進めていきます。
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全部混ぜ終わったので、ラップをして冷蔵庫で寝かせます。
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これで1日目終了です。続きは明日。
2日目
1日(24時間)と少し寝かせました。型に注いで焼成していきます。
型に塗るための溶かしバターです。10g程度を電子レンジで30秒加熱します。
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バターを塗った型は逆さまにしておきます。バターが底に溜まると、焼き色が付きづらくなります。
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常温に戻したカヌレ液を準備します。混ぜるのは最低限にして、濾していきます。
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あとはこれを焼くだけです!
一応200度のオーブンで1時間焼いてみましょう!
(5分追加、浮いてきたカヌレを型に押し込んで10分追加焼きました。)
実食
さて、焼きあがったカヌレがこちらです!
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断面も載せておきましょう。
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肝心の味ですが、これがまた。中がもちっとしていて、外はカリッとしています。そして、焦げた部分からは若干の苦み。ラム酒の香りもいいですね!
今回は成功したと言っていいでしょう!
反省と振り返り
今回はよくできたと思います。一応気になる点をまとめておきましょう。
材料も悪くないと思う。卵黄については不明だが、上白糖よりもグラニュー糖の方がいいというのは言えると思う。ただ、やはりバニラエッセンスは風味が飛んでしまうので、ちゃんとやるならバニラビーンズとか買った方がいいと思う。
もっと焼き色を付けてもいいと思う。しかし、このオーブンでこれ以上やるかは要検討。中が焼けすぎるなどの副次的な影響がありそう。
オーブンの焼きムラについて。見てわかる通り、焼けている部分とそうでない部分がある。焼く時間を延ばしてみてもいいかもしれないが、焦げすぎも気になる。
焼いている途中、生地が容器をはみ出て膨らんでいるのが不安ではあった。これ、本職の人はどうしているんだろうか。まさか生地を型に押し戻しているとは思えないので、少し調べる価値がある。
こんなところでしょうか。
おわりに
今回は、前回のマカロンで余った卵黄を使ってカヌレを作りました。うまくできましたね!また作ろうと思います。
我が家の環境でも案外うまく作れそうということがわかったので、もっとちゃんとしたカヌレ型を買ってもいいかもですね。検討しましょう!
また年度が改まって忙しくなりますね。お菓子作りの頻度は減るのか増えるのか…。
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