マガジンのカバー画像

1000冊の本との出会い

20
一冊の読破より、様々な分野の本にたくさん出会いたい。年間1000冊目安の読書旅。
運営しているクリエイター

#言葉

100冊分の言葉と出会った夏

今年の夏は100冊以上の本と出会った。

大半が息子と借りた絵本だが、毎日のように図書館に行く中で本当にたくさんの本に触れられた夏だった。

最近出会った本の一つに「まとまらない言葉を生きる(著・荒井裕樹)」がある。

子供の頃から言葉が好きな私としては、共感できる点が非常に多く、すごく素敵だと思える言葉にたくさん出会えた本だった。

私が中学生の頃、「言葉は魔法であり、作家とは言葉の魔法使いであ

もっとみる
ことばコレクター

ことばコレクター

ピーター・レイノルズ 作
なかがわちひろ 訳

子どもと読もうと思って何気なく借りたけど、すごく素敵な本だった。

人はみな、何かのコレクションをしていたりする。

彼の場合は、言葉のコレクター。

聞いてときめく言葉。

見て輝く言葉。

色んな言葉を集めていく。

そして言葉が集まれば集まるほど、彼の世界も広がっていく。

言葉が自分の世界を作る。

それを素敵な言葉たちとともに教えてくれる、

もっとみる
ケーキの切れない非行少年たち

ケーキの切れない非行少年たち

著 宮口幸治

読み終わってまず思ったことは、知るって大切だということ。

非行少年について知る、という意味だけではなく、人間が幸せを感じて生きていくためには「知る」という行為が非常に重要だと改めて感じた。

自分の感情を表す言葉を知る。
自分の行動で相手がどう思うかを知る。
物事の様々な解決策を知る。
他者の行動背景を知る。

様々な「知る」を繰り返すことで、人は自分にも他者にも、丁寧に穏やかに

もっとみる