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1000冊の本との出会い

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一冊の読破より、様々な分野の本にたくさん出会いたい。年間1000冊目安の読書旅。
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2023年6月の記事一覧

「坊っちゃん」夏目漱石

「坊っちゃん」夏目漱石

ずっと昔に買ったものの読んでなかったのを発見した。

読みにくいわけではないが、やっぱりはじめはテンポが掴めず読むのに疲れた。

けれど、中盤くらいで登場人物たちに愛着が湧いてきて楽しくなってきた。

山嵐いい奴じゃないか。

正直、今の私には夏目漱石が他の作家さんと何が突出して違うのかは分からない。
「こころ」を読んだ時の衝撃はわすれないけれど。

読み始めたら一気に読まないといけない、他の本は

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「暇と退屈の倫理学」を読み終わった今思うこと

「暇と退屈の倫理学」を読み終わった今思うこと

この本を読みながら、退屈とはなんなのか、ずっと自分なりに考えてきた。

そして何より、どうすれば退屈せずに毎日を生きられるのか、その答えを探してきた。

そして今本書の結論まで読んで、なるほどまずハイデッガーのいう退屈の第二形式にいることが人間としての幸せの形なのかもしれないと思った。

そして、その第二形式は楽しむためのコツがいる。(ハイデッガーがパーティーを楽しみきれないように、第二形式は常に

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