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病は気から

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余命僅かな女子と地味な男子の物語
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病は気から3

病は気から3

筒井:ねぇ〜君さー受験大丈夫なの?

僕たちは高校3年生、彼女は例外だが僕然り殆どの同級生が大学受験が待ち構えている

〇〇:んーまぁぼちぼちですかね

筒井:ちゃんと勉強しないとダメだからね〜!大人になった時困るよ笑

そう彼女は言うが僕は今、絶賛

彼女と遊園地デートをしている

〇〇:じゃあ何でこんな所に呼んだのさ

筒井:だって君には息抜きが必要でしょ?

筒井:ここさ?ちょーっと狭い遊園

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病は気から2

病は気から2

筒井あやめ
彼女とペアになって1日、彼女は僕に対して存在を示すかのように彼女は僕の前に立ちはだかる。

それは今日、朝のバスからだった

筒井:あ〜〇〇じゃん!やっほ〜!

彼女は周りの人の目など気にせず大声を出す
〇〇:ちょ、ちょっと静かに…

筒井:え〜朝の挨拶は元気良くでしょ?もぉ挨拶は人生の基本だよ?

〇〇:人生語られても…

僕は吊り革を握って本を片手に読む

筒井:はぁ…余命1年のペ

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病は気から1

病は気から1

何事も病は気からだ。

そう余命1年だった彼女は矛盾を起こして勝手に去ていった。

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僕の名前は〇〇 成績も運動神経も何もかも普通の高校三年生だ今日は土曜日…学校は無く、僕は行きつけの喫茶店に来ていた。この喫茶店は人気でおじさんで一杯だった。

〇〇:メロンソーダお願いします

いつも通りの注文だ、正直コーヒーは飲めないし紅茶も飲めないお子ちゃま舌だ。

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