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EXPOシリーズ⑩NexTech Week 2024に行ってきたよ!2024年5月@東京ビックサイト

こんにちは。

IPO支援(労務監査・労務DD・労務デューデリジェンス)、労使トラブル防止やハラスメント防止などのコンサルティング、就業規則や人事評価制度などの作成や改定、各種セミナー講師などを行っている東京恵比寿の社会保険労務士法人シグナル代表 特定社会保険労務士有馬美帆(@sharoushisignal)です。
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恒例のEXPOシリーズ、今回は本年5月23日(木)、24日(金)の両日にわたって開催された「NexTech Week 2024」を弊所スタッフが見学してきましたので、その感想などをお伝えします。
 
「NexTech Week 2024」は、「人、企業、世界の「未来」を変革するソリューションとの出会いの場」として、「AI・人工知能EXPO」「デジタル人材育成支援EXPO」「量子コンピューティングEXPO」「ブロックチェーンEXPO」の4つの展示会から構成されるイベントです。
 
人事労務分野に特化したEXPOではありませんが、「企業の成長に欠かせない、「人」の成長を支援するサービス」に関する展示会も含まれていますので、これは見ておきたいとなった次第です。
 
まずは「AI・人工知能EXPO」から見学開始です。
AI(人工知能)にもさまざまな種類があるのはご存じだと思います。
最近に至るまでずっと話題となっているOpenAIのChatGPTは生成AI(ジェネレーティブAI)の一種ですが、LLM(大規模言語モデル)と呼ばれる、大量のテキストデータと高度なディープラーニング(深層学習)技術を前提としています。
ChatGPTに限らず、最近のAIは文書や画像など大量のデータの学習が前提となっていますので、驚くような作業をしてくれるようになっています。
 
例えば、AIを用いた画像識別システムは、トレイの上の料理(カレーライス、サラダ、みそ汁など)やトレイの上いっぱいになったパン類(サンドイッチ、クロワッサン、ドーナツ)などを一瞬で識別して、セルフレジに料金を出力してくれます↓↓。

他にも、「古文書」をAIで解読してくれるシステムなどというものもありました。
 
このAIの「何かを数える」「何かを見分ける」能力はさまざまな業種で応用されていて、建設現場の資材をスマホで撮影すると何本あるかを一瞬で数えてくれたり、ボルトの画像をスマホで撮影すると、締め付けがしっかりなされているかを判定してくれたり技術も展示されていました↓↓。

人手不足に悩む現場において、このような技術が導入されれば、担当者に時間の余裕が生まれ、別の業務も行うことができるでしょう。
 
また、AIによる自動応答技術に関する製品もかなり進化していて、多種多様な製品の展示がなされていました。
レストランの予約対応をAIによって行われるシステムを実際に体験してみたのですが、かなり柔軟な対応ができていて驚きました。
これらのシステムは、学習が進めば進むほど対応の幅も広がっていくでしょうから、次に触ってみるときはどのくらいスムーズな対応をしてくれるか楽しみです。
 
このような技術自体がとても素晴らしい進化なのですが、画像識別レジや自動応答に関するシステムは一度導入すると、その後は定型的な処理が中心となりますので「使いこなす」必要性は少ないと思います。
それに対して、AIがさまざまな情報を収集・整理してくれたり、それらの情報をもとにアドバイスや判断をしてくれたりするようなシステムについては、使う側が正しく「使いこなす」必要があります。
 
AIに関連する技術を「使いこなす」ためには、リテラシーやスキルが求められます。それらを兼ね備えた人材が「デジタル人材」なわけですが、ChatGPTやGoogleのGeminiなどの生成AIの利用がここまで普及してきますと、企業の多くの人に何らかの形でデジタル人材としての素養を身につけてもらう必要があります。
デジタル人材育成支援EXPO」では、そのような人材の育成支援策が多数展示・紹介されていました。
 
「デジタル人材育成支援EXPO」を見て回っていると、従来型の学びのコンテンツに「DX」や「生成AI」という新たなコンテンツが加わったタイプの展示や、「生成AI活用」に特化したタイプの展示など、各種のタイプがありました。
 
それらの展示を見て回っていて思うことは、「人の力は必要で人の力は偉大」ということです。
将来的にはChatGPTなどのAIに教わることで学びが完結する時も来るのかも知れませんが、現状はそのChatGPTの使い方を人に教わる必要があります。いくつかの展示ブースではデジタル人材育成に関する実演が行われていましたが、あるブースではリリースされたばかりのChatGPT -4oを「使いこなす」方法が実演されていました。
講師の方がPCとスマホを駆使した実演をされていて、「これは人に教わらないと身につかない部分だな」というようなポイントが多数ある、とてもわかりやすいものでした。
 
この講師の方のような人の悩みや間違えやすいポイントを知り尽くした「専門家」が「顧客」を支えていく領域は、デジタル化が進展しても残り続けていくと思いますし、弊所もそのような「専門家」であり続けたいと思いました。
 
残りの「量子コンピューティングEXPO」と「ブロックチェーンEXPO」もしっかり見学したのですが、量子コンピュータやブロックチェーンは先端の技術であり過ぎて、このnoteでご紹介しにくいため、割愛します。
 
AIなどのEXPOは今後もこのnoteで追いかけてご報告します。

【EXPOシリーズ】
EXPOシリーズ①HR EXPOに行ってきたよ!2023年5月@東京ビックサイトhttps://note.com/sharoushisignal/n/n50c8644639a7
EXPOシリーズ②運輸安全・物流DX EXPOに行ってきたよ!2023年5月@東京ビックサイトhttps://note.com/sharoushisignal/n/nb86e48289784
EXPOシリーズ③DX EXPO 2023【夏】に行ってきたよ!2023年7月@東京ビックサイトhttps://note.com/sharoushisignal/n/n9d7756bcdbcf
EXPOシリーズ④総務・人事・経理Week秋に行ってきたよ!2023年9月@幕張メッセhttps://note.com/sharoushisignal/n/nc6998860bf0f
EXPOシリーズ⑤スマート物流EXPOに行ってきたよ!2024年1月@東京ビッグサイトhttps://note.com/sharoushisignal/n/n57a4c287522f
EXPOシリーズ⑥DX総合EXPOに行ってきたよ!2024年2月@東京ビッグサイトhttps://note.com/sharoushisignal/n/n4e025b307627
EXPOシリーズ⑦Japan IT Week春に行ってきたよ!に行ってきたよ!2024年4月@東京ビックサイトhttps://note.com/sharoushisignal/n/n717ef98ff2a0
EXPOシリーズ⑧SusHi Tech Tokyo 2024に行ってきたよ!2024年5月@東京ビックサイトhttps://note.com/sharoushisignal/n/n0e3147d632c2
EXPOシリーズ⑨Startup JAPAN 2024に行ってきたよ!2024年5月@東京ビックサイトhttps://note.com/sharoushisignal/n/n0c972597dbf4  
EXPOシリーズ⑩NexTech Week 2024に行ってきたよ!2024年5月@東京ビックサイトhttps://note.com/sharoushisignal/n/n0f4e1494cd2c

それでは次のnoteでお会いしましょう。


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