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【シェア街きょてん紹介】シェア街キッチン 里 真由美さんインタビュー

現在シェア街では、様々な「きょてん」が生まれています。そんなきょてんがどんな場所なのか、ひとつひとつ紹介していきます!

今回は、リアルきょてんの「シェア街キッチン」が誕生したときから利用されている、シェア街関係住民の里真由美(さと・まゆみ)さんにインタビューをしました。

<里 真由美さん プロフィール>
千葉県市川市在住。2019.秋よりシェア街キッチンでランチ営業をはじめる。
パスタ、定食などを経てスパイスカレー(里ちゃんカレー)を提供。
(シェア街キッチン毎月第4金曜日担当)
元Little Japanのコミュニティビルダーとしてイベントを数々開催。

ごはん係、調理師、日本BBQ協会インストラクター、パエリア連盟認定パエジェロ(パエリア職人)、SUP長期初心者、コミュニティビルダー(休止中)、
イタリア料理と日本料理の料理人経験者

<主な得意料理>
カレー、パスタ、イタリア料理、魚料理、パエリア、和食など

▶︎ MAYUKAZU BASE 主宰

MAYUKAZU BASE   とは
将来の宿「泊まれる我が家」の準備プロジェクト。夫婦コンビでイベントを開催したり、
スパイスカレー、パスタ・pizzaなどのイタリアン、出張BBQなど食の提供を通して繋がりづくりをしています。
https://www.facebook.com/mayukazubase/

<リアルきょてん・シェア街キッチンとは?>

シェア街キッチンは浅草橋にあるゲストハウスLittle Japanの1階にあるシェアキッチン。シェア街の住人さんがそれぞれの個性を活かしたお料理を振る舞ってくれる場所です。お客さんが作り手さんに料理を作るきっかけを聞くなど、コミュニケーションを取れることが大きな特徴で、価格は1時間500円と良心的。初めての方もチャレンジしやすくなっています。

大好きな料理で場づくりをしたい!

シェア街キッチンではどのような活動をされていますか?

里さん:MAYUKAZU BASEという店名で「里ちゃんカレー」という名前のスパイスカレーを作っています。玉ねぎ、ニンニク、生姜、トマト、ヨーグルトなど身体が喜ぶ栄養がたくさん詰まったカレーです。

いまのメニューは、実はシェア街のスタッフさんや、シェア街住人の方の助けがあって完成した味なんです。カレーの味もみなさんのアドバイスを受けてブラッシュアップしてきました。まさに、シェア街に育てられた感じです。住人が行き交うシェア街キッチンならではのメリットですね。

里さんはシェア街が始まる前からキッチンを使われていたんですよね。

里さん:そうなんです。以前はLittle Japanのコミュニティビルダーとして、イベントを開いて賑わいをつくる活動をしていて。料理が好きで得意ということで、食のイベントを中心に何回かやっていました。

場所はLittle Japanのキッチンで、ピザやパスタなどイタリアンのコース料理を出して集まってくれた人たちに向けて団欒づくりをしたり、食に関するテーマに詳しい方に登壇してもらって、興味をもってくれた方たちと交流しながら話すイベントをやっていました。
いままでは「薬膳」とか「ビーガン」とかのテーマがありましたね。

日曜パパキッチン
食文化探検

きょてんで活動を始めたきっかけを教えてください!

里さん:たまたまFacebookで「Little Japanでレンタルキッチン利用者を募集してます」という知り合いの投稿を見つけたんです。

そのころはレンタルキッチンが周りになくて、どういうものかイメージできなかったのですが、ゲストハウスには興味があったのですぐ応募しました。2019年頃、シェア街が始まる前のことでしたね。

そもそもレンタルキッチンを使おうと思ったのは、料理を作ってみんなにふるまえる場所を探していたからです。というのも、以前から漠然と、料理を作って人を集めて提供をしながら場づくりをしたいという気持ちがあって、イベント的なことができる場所が欲しかったんです。

まずは料理を作れるところを確保したいなと。当時、シェアキッチンというものがほとんどなかったので、すぐ応募したというのが経緯です。

今後はどんな活動をされていくのでしょうか?

里さん:以前からやりたいと思っているのが、宿泊施設「泊まれる我が家」。これはコロナでいったん計画がストップしているけれど、いつかやりたいと思っています。

最近は仕事が忙しくてシェア街キッチンでの出店日数が減ってしまってはいるんですが、他にもやってみたいことがあるんです。それは魚料理。将来「泊まれる我が家」を海の近くで開きたいと思っているので、きっと魚料理を出すことになると思うんですよね。

実はいま、日本料理屋さんで板前のような仕事をしていて、そういう経験をいかして、魚料理を出せる場をシェア街キッチンでもちたいと思っています。

いまやっているカレーも、時々イベントとしてやっているバーベキューも、宿のランチでやろうと思っているんですが、夜ご飯は魚料理で和のテイストを入れながらやりたいなぁと。

カレーの方も、最終目標としてはシーフードカレーをやりたいんですよ。魚介類はうまみをどうひきたたせるか。その壁が大きくて難しいんですけどね。

そういえば、以前インタビューしたときに、宿泊施設は「千葉県のいすみ市が候補」っておっしゃってました。その後はいかがですか?

里さん:いすみ市は以前、訪問するところも決め、視察に行く予定を入れていました。しかしコロナ禍で緊急事態宣言になり、いけなくなってしまって、3年が経ってしまいました。候補のひとつではあるんですけど、他の場所になるかもしれません。

でも、いすみは移住するにはとってもいいところですよ。こんなふうに「どこにしようか?」と場所探しをするのも楽しいです。主人の田舎が奄美大島なので、実はこちらも候補のひとつではあるんです。ただ、シェア街の住人の方も含めてお友達が来やすいところがいいんですよね。そうすると、千葉県の房総の方が近くていいかなぁと思っています。

きょてんはオンラインとリアルの交差点

きょてんのおすすめポイントは何でしょうか?

里さん:最大の魅力は「気軽さと自由さ」です。

この「シェア街キッチン」も、料理を作ってお客さんに出すハードルが低いので、新しく始めるにはやりやすい場所だと思います。料金的にも低価格だし、縛りがそんなにないので、料理に興味があってやってみたいと思っている方はぜひチャレンジしてみるといいんじゃないかな。

最初はお客さんを集めるのが大変ですが、ここならゲストハウスを行き交う方がお客さんになってくれるので、それもハードルを下げる要素になっています。

以前、シェア街のお友達がカレーを食べにきてくれたときに、一緒に来ていたのが東北の方だったんです。その方はLittle Japanに泊まりに来ていて、友達とふたりで「これが、あの『里ちゃんカレー』なんだね」といって食べてくれました。

こんなふうに、オンラインでつながっていた人たちが、シェア街キッチンをきょてんにして初めて会うっていうシチュエーションがもっと増えたらいいなと思いました。

他のきょてん、たとえばオンラインの住人の方もシェア街キッチンで待ち合わせをして会うとか、そういう人と人がつながる場所にもっともっとなっていったら楽しいなと思います。

さいごに、シェア街住人の方へひと言お願いします!

里さん:シェア街キッチンが、シェア街の住人の方の出会いとつながりの「ダイニングテーブル」になったらいいなと思っています。そして、個人の活動としては、ハッピーと豊かさを「里ちゃんカレー」に込めてみなさんに送りたいです。ぜひ食べにきてくださいね。

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里さんに会うにはこちらの情報をご覧ください!
■Mayukazu BASE
https://www.facebook.com/mayukazubase
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「出会いとつながりのダイニングテーブル」って言葉、いいですね。
里さんのカレーは旨みがあって本当においしいんです。
ぜひ食べてみてください。

シェア街って面白そう!興味がある!という方は、こちらで詳細をご確認のうえ、お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください!

執筆:岩瀬 友理(いわせ・ゆり)
編集:露原直人
写真:提供写真


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