世界にバカは4人いる(トーマス・エリクソン)
「なんだ、この人は…」
まわりに理解できない人がいませんか?
本書は、人を赤・黄・緑・青の4つのタイプに分類して、職場などの複雑な人間関係の中でも、理解できない人と波風を立てずにつき合っていく方法を指南する一冊。
4つのタイプとは、つぎのとおり。
・赤(主導型):何でも1番でないと気が済まない
・黄(感化型):仕事を完遂しないまま次の興味へと進む
・緑(安定型):他人に手を差し伸べることで安心する
・青(慎重型):プロセスに納得しないと仕事をしない
理解できない人(バカな連中)を、この4つの特徴別に分けて分類する。
特徴別の良いところ・悪いところに従って、少しでもよいコミュニケーションを心掛けていく。
これが、本書の目的になります。
分量は456ページに及び、専門書のように濃い内容になっています。
SNSの発達もあり、人間関係は一層複雑に絡み合っています。
それに比例して、人間関係からくるストレスを感じる機会は増える一方です。
このストレスを軽減するのに役立ちます。
4つのタイプを使うことで、相手を理解できるようになるからです。
ストレスは、相手を理解できないことからくることがほとんどです。
理解できない、理解してもらえない、と感じるからストレスになるのです。
もちろん、4つのタイプで、すべてが解決するわけではありません。
ですが、4つのタイプを知っておくことで、相手を理解する切り口は開けられます。
あとは、分析し理解し、適切な距離感を保てばいいのです。
適切な距離感が保てていれば、ストレスを感じることもなくなります。
好き、嫌いの感情に依存しない。
適切な距離感の確保に、オススメな一冊です。
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