5辛大盛がさえないボクに教えてくれた幸せな生き方(一圓克彦、小川仁志、中司祉岐)
幸せになりたいですか?
こう聞かれたら、あなたはなんと答えますか。
本書は、22歳の夢なし希望なしフリーターを主人公にした成長物語を通して、考える力を養い主体的に生きていくためのアドバイスを、ビジネス哲学小説の形式で指南する一冊。
「幸せになりたいですか?」と聞かれれば、ほとんどの人が「ハイ」と答えるでしょう。
しかし、「ハイ」と疑いもなく答えた人ほど、この本はおおいに読むべきです。
なぜなら、「ハイ」の裏には、大切な点が隠れているからです。
それは、「ハイ」という答えは「今は幸せではありません」と認めることになるということです。
ここを理解していないから、幸せになれない人が世の中に溢れていると本書は指摘します。
このように、とても哲学的な内容に仕上がっています。
哲学者、コンサルタント、コーチ。
いずれも、相手にキッカケを与え、相手の考えを引き出すことに長けた著者陣です。
そのため、ストーリーを追ううちに、自分事として自然に深く考えさせられます。
なぜ働くのか、人生とは何かなど、根源的なテーマと向き合うことになります。
正解も不正解もありません。
自分が選択したものを、懸命に正解にしていくだけです。
そのためには、自分で考え続けるしかありません。
考えるキッカケに役立つ、オススメな良書です。
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