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ウンチク型フォロー vs 共感型フォロー

後輩がミスをした。
落ち込む彼女に「大丈夫、誰でもすることだから」と慰める。

年下が多い職場柄、後輩のフォローをすることも多いが、私はウンチク型フォローにハマって(?)いる。

人を引っ張りあげるのは「知識」

単に「大丈夫」だけの精神論は、相手に(気を遣わせてるな…)と思わせなかなか通じない。
そこで、こんなことを話す。
「人間は一日に35,000回の"選択"をする。あなたは帰宅後の育児で20,000回くらい使うのだから、職場ではほどよくセーブしておいていいと思うよ」
「ストレッチゾーンとコンフォートゾーンを行き来するくらいがちょうど良い」
内容が具体的だからなのか、良い・悪いの二元論から解放されるからなのか、こういう話をするとよく聞いてもらえることが多い。
こちらはビジネス書の知識を話してるだけのつもりだが、実践で聞くそれは、少し新鮮に映る、らしい(単に相手が若くて知らないだけという説もある)。

自分の失敗談を踏み台にする?

「私もやってしまう」「昔こんなミスをした」
と言うときもあるが、生まれるのは共感だけである。
それも必要だが、先輩という立場の私に話してくれた(または先輩という立場から話さねばならない)のだから、何かしらの改善策を提示したい。
共感と失敗談の披露は、飲み会でたっぷりとやろう。
飲み会が難しければ、少しパブリックな空気を離れたところでやるといい。

後輩との会話は、私にとって、新しく得た知識を披露し自分の血肉に定着させるチャンスなのである。
彼らに「本を読もう」とは言っているが、本当に読むようになったら、私の浅はかさが露呈してしまいそうである。
それはそれで、成長を見守る側としては嬉しいことなのかな。

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