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木目を愛でる/宗田さん企画「あなたの推しごと教えて下さい」

このところ企画物が続いております。
《推し活》を楽しんでいらっしゃる皆さんも、
そうでない皆さんも、
お体の調子はいかがですか?

本日は宗田 慶三さん企画、
「あなたの推しごと教えて下さい」の記事です。

↓こちらをご覧下さい

数ヶ月に1回も記事を書かない、いい加減 noterの私が、またしても企画に乗っかります。
これで、6月の記事として頂こうという魂胆です!


胃腸の弱い主婦なりに考えた推し…何かあんの??
と、なかなか思い付かず。
だって、私はなんにも追っかけてないんです~。
そう言いましたら、宗田さんが
「何でもいいんですよ~、なんならボクのことを
推してくれても……いいんですよ……」と。

はい。宗田さんは、私が noteを始めて間もない頃
からのお付き合いでございます!
noterこんひろさんのコミュニティでお見かけして
から、がっつりとコメント欄で絡んでこられた…
いえ…交流を持って頂きました。

まさかコメント合戦になるとは想像もせず始めた
noteで想定外。不器用なところがありますので、
私のコミュニティは未だに非常に小さく、地味に
やっております。
なかなか時間もなく、時々 noterでございます~。

図らずもお題を出してくださる、こんひろさん。
( こんひろさんは只今、大変お忙しくなりまして
noteには時々ですが、参加されます。
毎度『喫茶こんひろ』は大盛況でございました。)

度々そこでは、濃い~大激論の場を持ちまして
宗田さんは、どんな難しいテーマにも果敢に
コメント参戦して来られた、骨のある熱いお方。
彼にとって入り組んだ会話は、ご家族よりも
もう私との方が多いとまでおっしゃる…


もはや宗田さんの関西の叔母となりつつあります、そんな、わたくしの推しとは~!



人でなくモノ。それも木工品。
子供の頃から木工品が大好きなんです♪
はあ?、、と思われた皆さん。
今あちらの一ヶ所から「宗田じゃないんかい!」
との声も聞こえてきましたが
彼は沢山のフォロワーさんがいらっしゃるので、
私の弱々しい推しぐらいでは潤わないのです。

優しい note界の皆さま、宗田さんを今後とも
宜しくお願いします~


木工品がオシなのか、宗田さんを推すのか。
迷うところではございますが

ちらっと拝見しました、企画参加の方のオシ。
皆さま多彩です、素敵ですねぇー。
先日は映画「チャイルド・プレイ」のチャッキー
を推しだとおっしゃるRingoさん記事を拝見して
ぶっ飛ばしてはるぅ~♪とご機嫌になりました。

それならばと私は、あえて地味な物を。

なんといいますか、子供の頃から「木」とか
「石」とか…。お好きじゃありませんでしたか?
私は今もこういう《天然もの》が好きなのです。

ポケットの中に隠して持ち帰ったこれらの石や木。
飾って眺めておりました。懐かしいです。
木の枝にぶら~んと、くっついて来た蓑虫とか。
海に洗われて、いい感じに角が取れた石ころ。
そんなものを、まじまじと見るのが好きでした。

石の中には、複数の物質が寄り集まって固まった
石灰質のものや、赤茶色の鉄分が含んだつるつる
の手触りのもの。
緑色を帯び、はっきりと縦縞が入った石。
土星みたいなマーブル模様のブロンズの石。
海岸で拾ったのは、永い年月を経て化石化した、
海の宝石のようなもの。
( あっ、、本物の宝石に興味はないです。)


このように、なにかにつけ気に入った石や、
木の枝を持って帰る癖のある子供でした。
割りとそんな子供は多いですよね。
( お若いお母さま方!
どうかそんな子供さんを叱らないで~ )


ある時点で、石への興味は失い、そこからは主に
樹木に興味が移りました。

きっかけは、小学校の低学年のときに読んだ、
イギリスのボタニカル図鑑。花や樹木がテーマの
美しい図鑑です。
写真ではなく、全ては手書きで描かれており、
繊細な「線画」だったんです。モノクロ画。
線画というのは、写真よりも細かい部分が見られて、ある意味、描写が詳しいんです。
あまりの美しい描写に、結構な衝撃でした。
子どもの頃に受けた衝撃とは、大人になっても、
ずっと残っているもんです。
いい大人になってからでも、樹木や森が出てくる
夢のある本を見つけると、つい手を出してしまう。


そのずっと後の学生時代に出会った本が、
『どろ亀さんの世界・森と遊ぶ』でした。
書店で見つけ一目惚れ。児童書ですね。
朝日新聞社の出版で、もう廃盤かと思います。
最初は勿論、知りませんでした、、、
この「どろ亀さん」と呼ばれる方が、大変エライ
先生だということを。

現場の演習林からは離れず、一度も東大の教壇に
立たず、教授となり定年を迎えた学者です。
あだ名が「どろ亀先生」。



高橋 延清氏(たかはし のぶきよ 1914年頃~2002年)は、日本の森林学者で東京大学名誉教授。

東京大学の北海道演習林(富良野市)で林長を務め、東京での授業や教授会よりも《森こそ教室》
であると現場観察を重視。
いつも泥まみれで歩く姿から「どろ亀さん」の
愛称で多くの人に親しまれました。
ご本人も「どろ亀先生」と呼ばれるのが、
大変お気に入りだったそうです。

氷雪・雪崩の研究家でエッセイストの高橋喜平氏
は兄。直木賞作家の高橋克彦氏は甥にあたります。


森での実学精神と、フィールドからの着想を大切
にされ、一度も東京大学の教壇に立つことは
ありませんでした。子供からの素朴で可愛らしい
質問にも、優しく答えてくださる先生です。
もう子供ではない私でしたが、当時、どろ亀先生
にお手紙を出しました(笑)

お返事には「今日も、どろ亀さんは森でね、 」
から始まる文章で、面白い例えで回答してくださ
いました。

どろ亀先生の「林分施業法」という天然林管理の
方法は、6つの原則で成り立っており
現在でも演習林技術者たちへ受け継がれ
森づくりの精神や、技術力に活かされています。



エゾマツのエピソード


この林分施業法の考えは、どろ亀先生が森のエゾ
マツの下で休憩しているときに、エゾマツに教え
られたといいます。
その時、エゾマツの声は
「全体ばかりを見ていないで、森を特徴的にとら
え、小さな林ごとに分けて考えてごらんなさい 」
「森に棲む動物たちのことも考えながら 」
とささやいた、と。
これは、大切な事はみんな森から教わったという
どろ亀先生のお話です。
子供にも解りやすい口語体で書かれた本。
森の奥、また奥まで、どろ亀先生のお話に導かれ
森の中を散策するお話なんです。


トドマツの林と、エゾマツの林とでは、林の持っ
ている生命は違います。
どろ亀先生の取り組みは、今より10年先に森林の
状態が回復するのを目指すことなんですが、
手入れした「トドマツという樹が主役の林」では
樹木がどんどん生えてくる。
でも「トドマツを主役に考えられない林」では、
先ほどと同じ手法では、あまり循環しない。
コミュニティにはそれぞれ固有の生命体がある。
自然の森林の姿を大きく変えないで、
本来持っている森の機能を損なわないようにしな
がら、木材生産をする壮大な実験を行っています。


the outside woods (遠くにある森)
に、人間も参加。

              
私の noteは、中学生の姪っ子が読みます。
姪が noteを教えてくれて、私は一年前に、まさか
の初ブログを始めました。
そのために、中・高生に向けて書いています。
お若い方に向けて書くのは、大変、難しいです…

そして、森は生き物で。
しかも人間がある程度の整理をしなければ、森も
荒れるし、豊かには維持できない。
どろ亀先生は「だから、地球にも、森にとっても
人間は必要だ。」
こんな風に、力強く書いてありました。


昔、小学生の私は小さいながらも、それまで、
《諸悪の根元は人間で、人間は生きているだけで
悪なんじゃないか》との考えに傾いていました。
行き着くところは、そんな問題が多くて、いつも
人間が破壊する。
小学生なりに、素直にそう受け取っていました。
そのように婉曲に、教えられるからですね。
まあ、本当の事でもありますし。

なぜ?なぜ?と学校の先生に聞いても、
結局は人間の葛藤や、
割りきれない事案にたどり着きますよね。
子供は素直ですから、
ふうん、人間は生まれちゃいけなかったのでは?
とさえ思っちゃいます。


ところがです。どろ亀先生は違いました。
人間は地球に必要だ。
森林では、動物や細菌類には出来ない循環の手助
けを、人間ならば、うまく回せるんだ。

森も海も、魚も鳥も昆虫も、人間も動物も、
みんなが生きているか。
芳しくない状況も、知恵を使ったら好転できる。
だからやるんだ、とシンプルです。
救われた気分になりました。
出来れば、小学生のときに出逢いたかった本です。


木工品が大好きな私は、木の美しい木目に癒され
ます。たぶん、嫌いな人はいませんよね。
海を見ているだけで、すーっと癒されていくとか
森林浴は落ち着くとか
やっぱり人間も、動物なんですねぇ。
お部屋や庭やベランダに、観葉植物を育てるのは
家の中に森を取り入れたいからなんでしょう。

うちにも長年育てて来た植木がいくつかあって、
今では天井近くまで大きくなった物もあります。
植物はわが家のシンボル。
部屋の中で、のびのびと育てています。


ショップさんからの画像。
私もこれを何枚か持っています。
ネットのお店でも、色や木目を選ばせてもらえる。

一枚一枚が個性的です。
皆さんなら、どの一枚を選びますか?
私は、いい感じに古びたものにしますかね~

ユルい形状、不規則な木目にも、愛着が湧きます。
見た目が、醤油せんべいですな
色や木目は、樹木によって様々な特徴が。

木目は、均一でないところにまで味があります。
私はクルミ、桜、ケヤキ、樫の木あたりが好きで
すね。

木目が均一に揃っている、日本の曲げわっぱ。
国産のおひつや、お弁当箱は、最高級品です。

栗の木のトレイ。小さい小さい食卓です。
かなりの古道具。

写真だと分かりづらいんですが、
すごーく小さいんですよ、コレ。
上に乗ってる器も、子供用か!ってくらいのミニ
サイズです。私の専用。
一人での食事は、だいたいこの量で終わる…

一人ごはんのときは、一汁一菜が好きですね。
もう、声を大にして言う。やり過ぎたらあかん。

一汁一菜で十分!!

みらっちさん、ありがとうございます!
↑言ってやりました。

ヒノキのトレイは、毎日のお昼ごはんで登場。


この日は、サバ缶を使って、上には
山芋 + 豆腐 + 白味噌のすりおろしを乗せています。
すり鉢で滑らかにします。超簡単。

お豆腐と山芋の和え衣を乗せると、
お魚の缶詰臭さが和らぎます。
なんなら、ただのとろろ芋だけでも十分ですよ。
包丁で刻んで叩いて粘りを出したオクラもいい。

この上にわさびを置いてもいいし、
今回の写真のように七味を振りかけても。
ぜひ、お試しを。

半分余ったお豆腐は、お味噌汁へGO!

ヘッド画像の木製ボウル。とても小さい。
平置きにして、4つ全部いっぺんに片手の掌に乗る。
重ねると、こんな感じ。
イビツ過ぎたのか、お店では、ずーっと売れ残っていた。


木目が好みなので、私が連れて帰りました。
料理の際に、塩や砂糖などを入れて使用。
なんなら、そのままテーブルにも出します。
つらい台所作業も、これで楽しく。


ややもすれば、売れ残るようなクセのある節目や柄。
こういうのが大好き。いつも木目を愛でます❤️


そして賛否ある「まな板」ですが、私は木製派。
一時は、抗菌コートの樹脂製に変えたことがあり
ました。でも、私には扱いにくかったんです。

よく手入れをすれば、抗菌コート素材も、木製も
清潔度にあまり差がないと、色んな研究で証明さ
れました。抗菌コートをうたっている商品の多く
にその効果はない、と以前に発表されたことも。
でも中には、ちゃんと正当な抗菌コートもあるか
と思います。

そして、木製の檜葉や、硬いオリーヴの木などは
細菌が増えにくいですね。
私の中で、好きな方を使えば良いんだ、となりま
した。
どんなものでもそうですが、
よく洗い、よく乾かす!結局はそれが大事。
頻繁に洗うような木製品は、時々オイルを塗って
メンテナンスします。
この手入れによって、汚れに侵食されず清潔です。



木工の手触り、木目の美しさが推し。
お手入れも癒し!!


家の中に、あれこれ飾りつけて並べる方ではない
ですが、木工品の道具を必要な場所へ配置させる
だけでも、心が落ち着く不思議。
木があるだけで、人間らしい生活ができているな
と感じます。

私は料理が好きなのではない。
なんでも手作りしたいわけでもない。
要は【道具が好き】なんであります。
道具が好きだからこそ、料理もなんとか出来るん
であります!
手も抜くし、ほどほどの添加物も食べてますよー
本来なら誰かに料理を作ってもらい、自分は道具
の手入れを心置きなくやっていたいのであります~


ではここら辺で、どろ亀先生のお言葉から。
《僕は生まれ変わったら、大きな木になりたいな。
じーっとしてそこにとどまっていたいな。》

どろ亀先生は、著書の中で、
「二度童子となって、森の生き物たちと心が通っ
た」というようなことを書いておられます。
《二度童子になる》という言葉にホッコリ。
子供心って、生きていく上で大切なんですよね。
子供心は、自分を救ってくれることがあります。


みなさんは、木工品、お好きですか~?
中でも私は、まな板愛が炸裂です!
毎日毎日、一番使う木工品、まな板。
そういえば、まな板への愛が強すぎて
10枚以上も持っています…。

暑苦しいですが、どうぞご覧下さい
はい、こちら↓↓


普段から使っているまな板。どんだけあるん!
他にもまだあるよ。。用途別に使用。
オリーヴ、ヒノキ、栗、ケヤキ、他。
小さいまな板は全て、天井の梁から吊り下げ。
大丈夫!突っ張り棒ごと落下したことはない。
ちっちゃくて、毎日すぐ使う物。
昔もらったおままごとセットも。←実際に使用する。
私のアイコンになっておりますゼリー型←スパイダーマンや仮面ライダーの目ではありませんよっ!皆さん間違ってる!


吊るして風通しよく保管。乾くのも早い。
さっと下ろして使える。
3つ4つのまな板を並べ、同時進行で使いますよ~
「切る」作業は、なるべくいっぺんに!


面白い模様の木目。フルーツ用に使用。
コレもやっぱり、なかなか売れなかったみたい。
例に漏れず連れ帰った一品。

はい、分かってます…
もう、まな板は増やしませんよ~~💦


「お膳」で使うトレイです。木が分厚い!
以下、違う表情の3枚をご紹介。
この一枚は、流木で流れ着いたかのような木工。
私個人としては、非常に好み❤️
それぞれの一枚に、違う表情がありますよ~
この木目はちょっと繊細。
オレンジがかった優しいピンク色。
こちらの一枚は、渋いタイプに育ちました。
節目も立派なデザイン。
分厚い木工品なので、熱い物を乗せても平気。
長年の愛用品。

立ち上がりのある縁(ふち)の部分↑
縁に高さがあるので、お座敷で使っても安定感が
ありますよ~。

やけどに注意
炊き込みご飯の土鍋もこちらにオン。
仕事中、飲み物がいつも側に。豆乳 + 紅茶。
とにかく木が落ち着く。あ~しかし仕事が終わらん


どの木目もそんなに変わらないですけど??って
お声が聞こえてきたので、ここまでにします…

家ではもう木材屋か、かご屋さんにでもなれっ!
と言われます… (ええ、天然かご🧺の量も。。)
でも無駄なものはないんです!全部、使ってる物。


いやぁ~木工品って、イイですね✨


というわけで、わたくしのオシは
《木工品》の木目でございました!
またしても、くだらない記事で申し訳ございませーん。




最後に皆さんへ。『子供心つながり』で
私から、もう一つのオシを。

実話を元に製作された映画「幸せへのまわり道」
原題「A  BEAUTIFUL  DAY  IN  THE  NEIGHBORHOOD」
アメリカで有名な子供番組の名司会者Mr.ロジャースを
トム・ハンクスが演じる物語。
皆さん大好き、トム・ハンクス氏。
このシーンだけでも癒される。


この企画でアリエルさんも、トム・ハンクス氏の
映画をオシておられましたね~。
みんなが大好きトム・ハンクス。

演技力は勿論のこと、特にお声が魅力的。
絵本をフルCGで映画化された
『ポーラー・エクスプレス』もう、定番ですね。
車掌さんの声を担当されました。
雪の降る、クリスマスのお話です。


映画「幸せへのまわり道」
あえて内容は割愛いたします。
ご覧になった方が多いのでは?
この映画の展開はとても早く、あっという間。
アナログ感溢れるあたたかな映像と、
流れてくる懐かしげな音楽。
どんな人にも悩みはありますが、そこのところ、
多くは語られていません。
観る側にとっても、分かる人には分かる。

今回の企画を通して、これを皆さんへ
それから、親愛なる宗田さんに
ぜひ観て頂きたいなとオススメしてみました。

子供心を忘れずに大人になられた皆さん、
noteの世界の優しい皆さん、
中高生は勿論、お若い方たちにも共有したい映画。
どうぞ一度ご覧になってみてください。


宗田さん、面白い企画、ありがとうございます!
やっぱり何か一つに絞れませんねー😁
泣いたり笑ったりだけど、
みんなで元気出して行こう~👍️



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