見出し画像

ONARA RECORD #16「宙船/TOKIO」

今回ご紹介するオナラレコードは「宙船/TOKIO」です。

TOKIOは1990年に結成されたジャニーズのグループで、4年間のバックダンサー時代を経て1994年に初のシングル「LOVE YOU ONLY」を発売しました。そして28年経った今でもTOKIOの最大ヒットシングルとなっています。
そんなTOKIOの曲でもとても有名な曲に「宙船」があります。かの中島みゆきさんが作詞作曲を手がけており、長瀬さんが主演のドラマ「マイボスマイヒーロー」でも主題歌として起用されました。

▼PV

▼歌詞

さて、まずはこの曲を簡単に3行でまとめてみたいと思います。

誰もが宙船と揶揄し、見捨てられようとも。
己が船を漕いで行け。
誰かにオールを任せるな、己の手で漕いでいくんだ。

なんとも力強い歌詞ですね。中島みゆきさんらしい、堂々たる曲です。
豪華客船で優雅に謳歌するのではなく、ボロボロの海賊船のような船のイメージでしょうか。それでも自ら漕いでいくことが大切なんだとストレートに語りかけられます。

そしてこれは明確な「オナラレコード」です。
では、一体どんな屁理屈を歌っているのでしょうか。


それは、SNSで炎上する公務員の屁理屈を歌ったオナラレコードです。
ちょっとまだピンとこないですよね。

まずは公務員の様子を思い浮かべてみましょう。

・免許センターで働く28歳の男
・対応が悪く、よくクレームがくる
・特に老人に対して厳しく、ネットでわかることを調べていないだけで明らかに不機嫌になる
・ついにSNSで「老人の免許アップデートは勘弁」と呟いて大炎上し、退職する

なんかこう言う人が燃えてるの定期的に見ますね。
その度に芸能人が「SNSの使い方が〜」とコメントしている気がします。

では本当に「宙船」がこの男の屁理屈を歌っているのか、実際に見ていきましょう。

Let’s ONARA RECORD!!!


その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

ここは免許の再発行をしに来た老人に対する本音ですね。

勝手にやってくれ。免許不携帯で運転して早く捕まれ。
その方が未然に事故を防げるから。

もうお前らが免許を持っていようが、いまいが、安全なんて保証されてやしない。
ヨボヨボの老いぼれがあんな数時間の講習を受けただけで更新できる紙切れに何の意味があると言うのか。

そもそもお前が消えて喜ぶ俺に、再発行の手続きなんて任せるな!
せめて、せめて、ネットで調べてから来てくれ。


その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか
その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか
流されまいと逆らいながら
船は挑み 船は傷み
すべての水夫が恐れをなして逃げ去っても

ここは高齢者が自由に運転する日本の交通事情を憂いている場面です。

ああ、奴らは今どこでフラフラと蛇行しているのか
そんなボロボロの体と頭でかっ飛ばしているのか

世の常識に流されまいと歳に争いながら。
奴らは進み、どんどん老いていく。

身内が怖がって、誰も同乗しなくなってもだ。


(中略)
その船は自らを宙船(そらふね)と 忘れているのか
その船は舞い上がるその時を 忘れているのか

ここは高齢者運転事情の課題を自ら考察する場面でしょう。

あいつらは自らが実質「宙船」だと言うことを忘れているのか
正面を見ていても、事故が防げない状態だと気付いているのか。

もはや、わき見運転どころじゃない。わきも正面も見えていないんだ。

あいつらは「返納」のタイミングを見失っているのだろうか
それとも、そんな手段すら毛頭忘れているのだろうか。

ボケた老人から強制的に免許を剥奪する公的機関が必要なんじゃないか。


地平の果て 水平の果て
そこが船の離陸地点
すべての港が灯りを消して黙り込んでも

ここは老人が運転をし続けた果ての世界を想像する場面です。

彼らにとって、目的は「生涯ドライバー」なのかもしれない。
地平線の果て、水平線の果てまで乗り続ける。そんな具合だ。

それに睡眠時間もだんだん短くなってくる。
街中が寝静まった頃、彼らはハイウェイを滑走し始めるだろう。

そうなると、AKIRAよろしく、荒廃して鬱蒼とした世界が訪れる。
まさに混沌とした2020年、NEO東京に。


(中略)
何の試験の時間なんだ 何を裁く秤(はかり)なんだ
何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ
何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ
何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ

ここは「運転免許」と言うものそのものに疑問を抱く場面です。

何の試験をやっているんだ。
何を取り締まるための講習なんだ。
何を目的に交付するんだ。
その結果運転するのは誰なんだ。

今の制度のままドライバーを垂れ流し続けたとき、そこに見えるNEO東京。
俺はそんなものを生み出す立場なのか。


その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

ここは最後、自らの決断と共に最後の一手を打つ場面でしょう。

もう俺はこんな仕事を勤め上げるつもりはない。
免許なんてあって無いようなものだ。無免でも勝手に運転すれば良い。

本質はそこじゃ無い。
そんな簡単な免罪符を渡しただけで、安心している社会にこそ問題がある。

俺はやってやる。社会の目を覚まさせてやる。

老人の免許アップデートは勘弁してほしい。
講習を3時間受けただけで動体視力が上がるのか。
反応速度が上がるのか。

事故リスクをあげる役所勤めは辞める。


いかがでしょうか。
かなり過激な意見ではありますが、彼なりに思いがあって投稿した内容なんですね。

皆さんもここまで過激な思想はないと思いますが、一理あるのかもしれません。
自分が「宙船」だと認められるタイミングは見失いたくないですね。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。