中国-教育-AI-0531_00

AI×教育ベンチャーが163億円を調達、ユニコーンへ | 中国スタートアップ

作业盒子を運営する北京知识印象科技有限公司は、シリーズDで約163億円(1億5000万ドル)の資金調達を完了させた。今回の資金調達により評価額は10億ドルを超え、ユニコーンとなった。リードインベスターはアリババが務めた。

北京知识印象科技有限公司は2014年に北京で設立され、AIを使った教育スマートフォンアプリ『作业盒子』を提供している。

作业盒子は小学生の学習をサポートするサービスだ。作业盒子は、生徒用・家族用・教師用の3つのアプリに分かれており、それぞれのアプリの機能は全く異なるものになっているが、この3者はアプリ上で連携することができる。

現在31の省・市・自治区の10万校に導入されており、生徒・家族・教師のユーザー数は4,000万人、MAUは1,500万人を超えている

生徒は、宿題でわからなかった部分をアプリ上で写真でアップロードすることにより、ヒントを受け取ることができる。

担任の先生は、生徒の学習進捗状況を簡単にデータで親に送信することができる。これまでは1学期に1度の通信簿でしか知ることのできなかった子供の学習情報を、作业盒子を通じてもっと頻繁に知ることができるようになった

以前ソフトバンクが出資する作业帮を紹介した。テクノロジーによる教育のアップデートは現在の中国のトレンドである。