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読書感想文 #40 『火花』

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。猛暑が続いてまいってしまいますね。

今日は久しぶりに本を読んだ感想を書きます。

火花 又吉直樹 著

言わずもがな人気芸人又吉さんによる芥川賞受賞作品。

先週、今週と眼科の長待ち時間に読み切りました。

今まで読んでいかなかったというのもなんとも言えませんが。

笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説

売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。そのお笑い哲学に心酔しつつ別の道を歩む徳永。二人の運命は。

個性的な師匠神谷とのやりとりが非常に多い。師匠といっても実際は売れてなく、先輩程度。それでも破天荒でロックな生き方をしているところに主人公の徳永が惹かれている。吉祥寺の居酒屋とか街並みの描写も細かくて、情景が浮かんできます。

修行中の漫才師の生活がこんな感じなのか〜 と思えます。

今までは読書好きで大人気芸人の又吉さんが書いた作品としか思っていませんでしたが、終盤はとても感動しました。

漫才師の生き様を独特に上手に描いていて、芥川賞受賞もうなずけます。

まだ読んだことがない方にはおすすめです。

それではまた。


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