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こんにちは赤ちゃん

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

日曜日ですね。24時間テレビやっていますが、ボクは今回はほとんど観ていません。

チラッと見たら、マラソン五輪金メダリストのQちゃんや野口みずきさんがタスキをかけてサーキットみたいなところを走っていて、ちょうどつないだところで、「募金が○○○〇円です!」とアナウンサーの方が言ってましたが、ちゃんと観ていないので、意味がよくわかりませんでした。


かわいい赤ちゃん

赤ちゃんって、ホント、かわいいですよね。全てが小さくて、でも鳴き声は大人の声よりでかい。他の人の子でもすごくかわいいし、親戚や友人の子ならなおさらで、自分のだったら、かわいすぎて、どうしようもないってなる人多いのではないでしょうか。

ただその一方で、社会問題というか、ニュースになることもしばしばありますね。

赤ちゃんポスト

例えば、赤ちゃんポスト。中絶や育児放棄、児童遺棄から子どもたちを守るため、罪に問われることなく赤ちゃんを「棄てる」ことができる施設が、2007年に熊本県で設置され、現在に至るまで、合計100名以上の赤ちゃんが預けられているそうです。

このような場所は日本には1箇所しかありませんが、ドイツには100箇所、パキスタンには300箇所もあるそうです。

こうした背景には、虐待や妊娠男性の無責任さ、養子縁組制度など、実に社会のさまざまな問題があるようです。


赤ちゃんの制度

一方で、赤ちゃんが欲しいと願い、不妊治療等にとりかかるも、なかなかできず、高齢になってしまい諦めるということもありますね。実際に知り合いで、そういう方々を見ると、とても気の毒な気持ちになります。

そのような方々が赤ちゃんを育てる方法として、里親や養子縁組制度というのがあります。

■里親と養子縁組はどんな制度?里親と養子縁組は、親の不在や虐待などの事情で家庭で育てられない赤ちゃん・子どもを、希望する世帯が「家族」として迎え入れる制度

里親の種類は、主に4つあります。

養育里親:子どもを預かって産みの親の代わりに育てる        
養子縁組里親:預かった赤ちゃん・子どもと養子縁組を予定している 
専門里親:虐待や非行、障害などの理由で、専門的な援助が必要な子どもを育てる
親族里親:産みの親が死亡・行方不明になった場合に、おじいちゃん・おばあちゃんら親戚が育てる

養子縁組は、主に2つあります。今回のテーマで該当するのは、特別養子縁組です。

年齢上限がなく、跡取りや相続など広い目的で利用される「普通養子縁組」と、6才未満が対象で、実の子どもと同じ安定した家庭環境で育てる特別養子縁組」がある。

どこかで、実の両親が別にいることを告げる必要があり、子どもも、実の両親に会いたくなるというのは、あるようです。

また、日本では認められていませんが、ある女性が別の人に子供を引き渡す目的で妊娠・出産することである代理母出産というのもあります。

以前タレントの向井亜紀さんが代理母出産によって得た子供の戸籍上の扱いについて提訴するというニュースもありました。

アメリカの人気ドラマ「F・R・I・E・N・D・S」の中で、主要登場人物の一人のフィービーがどこかのシーズンで、代理母出産をし、確か双子だったと記憶しています。明るく描かれているのは、あくまでドラマの世界ですが。

この制度はアメリカやインド等の一部では認められていますが、様々な問題やリスクがある為、禁止している国も多いようです。

棄てられた赤ちゃんは

赤ちゃんに限らず、幼児、児童は、児童養護施設に預けられるケースが多いかと思います。日本では国内に500以上の施設があります。

入所対象者は、1歳以上18歳未満の幼児(満1歳から、小学校就学の始期に達するまでの者)及び少年(小学校就学の始期から、満18歳に達するまでの者)である。場合によっては20歳まで延長できる。乳児(1歳未満の者)はいったん乳児院への入所となる。2005年(平成17年)の児童福祉法改正によって、安定した生活環境の確保などの理由で特に必要な場合は、乳児も入所させることもできるようになり、同じように乳児院では1歳以上の幼児を入所させることができるようになった。

問題点があります。

日本では社会的養護の子どもたちの90%が施設で、10%が里親等という形であるが、これは世界的にも先進国の中では、ややいびつな形で児童の権利条約の原則からも外れ、権利委員会からも指摘をされているところ である。ユニセフによると、子どもが施設で暮らすことになる主要なリスク要因として、家庭崩壊、健康面の問題、障がい、貧困、社会的サービスの提供が不十分であること、などを示すとされている 。ルーマニアの孤児院の児童数は、かつての10万人以上から約7,000人にまで急落するなど、世界的には施設養護から家庭的養護へと移行する風潮となっている 。

理由としては、下記のようなことがあるようです。

いまは引き取れないが、いつでも会いに行けるように、まだ施設で預かっていてほしい」「自分で育てるのは無理だが、手放すのは嫌だ」などの親の意向から、里親や養子縁組が進まないことがある 。

身勝手と思ってしまいますね。

子どもは18歳を超えると、施設をでなければならず、その途端に生活が困窮するということもあるようです。18歳で、家賃も生活費も自力でまかなうって、普通に考えて結構キツいですよね。例外として、引き続き必要と判断された場合、22歳の年度末まで支援を継続されることもできるようですが。

施設出身の方のインタビュー動画等を見ると、自立する大変さもそうですが、帰る家というか、ふるさとがないという問題もあるようです。一方で、里親や特別養子縁組ならば、それらはありますよね。

対応すべき点

日本の良くない点として、「どこかの専門施設に預けておけばいい」みたいな考えがあるような気がします。

子どもに限らず、お年寄りもそうですし、犯罪者でさえも、一定期間罪を償うことはもちろん大事ですが、「刑務所や少年院に預けておけば、更生してもらえるだろう」とか、どこか他人事のような気がします。

現在の制度では、完全ではなく、問題点もいろいろあるため改善が必要かとは思いますが、国が中心となり、家庭的養護(里親や特別養子縁組)の割合が増えていくようにしていくべきではないかと思います。

先に申し上げた赤ちゃんができなくて辛い思いをしている人たちは、間違いなく子どもを大切に育てるでしょうし、将来的には同性婚等が認められたら、そういう人たちも子を持てるような社会になるといいのではないかと思います。

このような問題の起きる原因として、最初に上げた親の虐待や、望まぬ妊娠等があります。家庭や学校での性教育の充実も図る必要もあると思います。

以前取り上げた少子高齢化と同じくらい重要な社会問題だと思いますので、皆が関心をもって行動していきたいですね。


それでは、また。


引用


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