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#5 つながりの生物進化学 p129-151
■前回のおさらい
前回から間が空いてしまいましたが、皆さん元気でしたか。前回は、言葉には3つの特徴があるんですよ、ということでその最初の2つ「学習」「文法」の二つを中心としたお話でした。
言葉を話せる動物が沢山出てきましたね。そして、言葉を話したり、歌を歌える動物にはある特徴があることがわかった。発声練習ができること・・・すなわち呼吸の制御ができてしまうこと。人間はなんで呼吸の制御ができるよう
「つながり」の進化生物学 岡ノ谷一夫 P105-129
■前回のおさらい
前回はティンバーゲンの4つの質問と、言葉が私たちに与えたものはなんだったのか。というお話をしました。
ティンバーゲンの4つの質問、覚えていますでしょうか。メカニズム、発達、機能、進化。この4つの枠組みをもとに研究を進めると視野を広くして考えられるよというものでした。
言葉がもたらしたものは?そう、未来を予測することと、概念です。言葉によって人間は今ここだけではなく未来、過去
「つながり」の進化生物学 第二章 p79-105
-ティンバーゲンと4つの質問
例)小鳥が歌う理由を考えよう
メカニズム:体や脳のどんな仕組みで囀るんだろう?
発達:どんな順番で歌が歌えるように成長するんだろう?
機能:なんのために歌うんだろう?(個体のための利益)
進化:世代を超えて、囀り方はどんなふうに進化してきたんだろうか。
メカニズムと発達は至近要因:HOW
機能と進化は究極要因:WHY
東洋大学で無料講義が公開されていま
男の凶暴性はどこからきたか (リチャード・ランガム デイル・ピーターソン)
遅くなりましたがざっくり要約です。
■凶暴性が有利になるとき
①集団同士の争いが有利になるには
連合していること、拡張可能なナワバリを保持していること、集団の規模にばらつきがあること。これらが揃った場合、隣接する集団を殺すメリットが大きい。相手集団よりも数が多いなら、安全に利を得ることができる可能性が高い。また、言うまでもなく孤立した相手は狙いやすい
②縁故関係(集団内のオス→メスなど)への
「つながり」の進化生物学 岡ノ谷 一夫著 第一章 参考資料
Twitterの読書会のために集めてきた資料と読書会冒頭のまとめ原稿を貼っておきます。
■資料■
-つながりの進化生物学 本家特設ページ
-著者 岡ノ谷先生の連載
おかぽん先生 青春記
https://kangaeruhito.jp/articlecat/okapon
-キンカチョウのイメージ
-シロチドリの擬傷
送り手が得をしなければコミュニケーションじゃない。
本ではカルガモで説明され
今こそメディアになろう。2019年冬 イスラエルにて
この記事は2020年に書いたのですがしばらく下書きのまま放置していました。2019年12月のイスラエルの話なのでコロナはまだありませんでした。いま2022年になって状況は大きく変化しているだろうと思います。医療資源にちゃんと繋がれているだろうか。あのおっちゃんは元気かと心配しています。
多少読みにくさもありますが、イスラエルを訪れてから割と早めの時間に書きしるしたものなので、その時の憤りを含めて
2011.3.11.震災の記憶 当事者と非当事者の「距離」について
直木賞で震災についての小説が入賞した。
「貝に続く場所にて」作者曰く、距離に気を付けて書いたと。被災者の被災度合いは様々で、その間にも距離がある。簡単に理解したり分かり合えないことを書いたと話してくれた。まだ読めてないが、とてもありがたい。良いテーマだと思う。
関連した体験を書きます。
私は被災地生まれ。当日実家に居た。しかし怪我もなく、壁にヒビ、本が崩れ皿が割れた程度だった。停電の夜、遠くの