#5 つながりの生物進化学 p129-151
■前回のおさらい
前回から間が空いてしまいましたが、皆さん元気でしたか。前回は、言葉には3つの特徴があるんですよ、ということでその最初の2つ「学習」「文法」の二つを中心としたお話でした。
言葉を話せる動物が沢山出てきましたね。そして、言葉を話したり、歌を歌える動物にはある特徴があることがわかった。発声練習ができること・・・すなわち呼吸の制御ができてしまうこと。人間はなんで呼吸の制御ができるようになったんだろう。もしかしたら赤ちゃんが親に構ってもらうために大きな声で泣くからかもしれない。また、運動野と呼吸野がつながっていることが発声練習のできる条件で、実は大抵の動物は生まれる頃はつながっているんだけれども、その後の脳の発達の中で失われてしまうということもわかりました。病気の治療のために打った抗生剤の影響か、その回路が失われずに育ったアザラシのおっさんのような「ゲッタウトヒア!」印象的でしたね。また、文法はどうやって生まれたの?という話。音節に分けて音をかたまりで認識する能力が文法を生んだんじゃないか、というお話でした。結構山盛りな回だったのではないでしょうか。
今回は、人間の言葉の特徴の3つ目、「意味」についてのお話です。
■デグー
■ヘレンケラー
■テナガザルの歌
■ピダハン
口笛で会話しています。その下のブログにはピダハン語の音声もあります。なかなか難しそうな発音です。
「猿が右上にいるよ」
「見つけたよ」
世界一音の種類が少なく、未来形や過去形がない。数字や色、位置を表す言葉も少ないとのこと。
彼らの感じる世界とはどんな世界でしょう。言語化はあまり求めていなさそう。意味に切り刻まれない世界。無意識領域の多い世界とは。そんなことをぼんやり想像してみます。
↓これはいつか挑戦したい本
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