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2023.5.4 「もの」というもの

日本語の「もの」っていうのは、英語のthingsとはやっぱちょっと違う。

日本語の「もの」は、有機物や生物も、無機物や物体も、両方を孕む。と言うのも、忍者とか演者の「者」。人を指す「者(しゃ・じゃ)」。これを「もの」と読む。

だから、この「もの」っていう音には、ひとつには物質や物理としての「モノ」(物体の「物」)がある。そして、ふたつには忍者とかの「者」、このヒト性をはらむ。

だから、やっぱりひらがなで書いた時の「もの」っていうのは、柔らかいというか、この両方がある。生きている感じかな。

ってなると、日本語は・日本人は、物体的なものもやっぱり有機的に、アニミズム的に見ているっていう可能性が高いと思えてしまう。

他方で、やっぱりカタカナで「モノ」って書いたら、分かりやすく物体だけになる。

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