しゃくなげ

長野県北相木村にUターン6年目。信号もコンビニもない過疎の村。小学生男児2人の母。一村…

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長野県北相木村にUターン6年目。信号もコンビニもない過疎の村。小学生男児2人の母。一村民の目撃情報として綴ります。 出来事は球体。誰の視点から視たかで、視える部分は異なる。視点が増えると球体全部が見渡せるよ。その一視点として(ノ*•ω•*)ノ

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本当に守りたい地域文化

不思議な人たち 穏やかでやさしくて ひとりひとり勝手なのに平和で調和。 そこには絆という鎖はない。 自由でいる ひとりひとり自立しているから本物の調和になる だけど 強く主張したり意見を突き通すことはない。 思い通りにならない事もスッと認める。 その代わりどこまでも自分に正直。 「おらぁ肝いったよ」「困ったよ」「おら切ねぇよ」「悔しいよ」、相手を責める訳では無く、自分を受け止める。 そして 「あの人にはうんと世話んなっただよ」 「ありがてぇよ」。 そんな素直な気持ち

    • 空(くう)の世界

      仏教の“空”。 この空の理によってこの世界のあらゆる事柄を説明できてしまいます。 「この世の全てを知りたい」と思ってきましたが、もうこの“空”の理ひとつで十分説明できると思うに至りました。 大切な“空”について簡単にまとめます。 そもそも“空”とは“空”は仏教思想の根幹をなすもので、仏教において最も大事な教えなのだそうです。 “空”はこの世の全てが生じる場所のことです。 この世界を構成する万物万象はこの“空”で生まれます。 どのように生まれるかというと、ある存在

      • 「この村には決断力・行動力がない」の正体②無意識のその背景

        この村の特色について観察をまとめた続きです。 前回の記事で捉えたことの背景について言語化してみましょう。 その背景というのは、 何も“ない”ところで生まれて受け入れて育つと 自分でどうにかする力が自然と育まれる なのかもしれません。 村の先人たちの物事の捉え方ややり方を観察していて次のような事に気が付きました。 ・現実と出来事をありのまま受け止めること ・満たされないものを自ら満たすこと ・足りないものを自ら取りに行くこと ・自分にできることは何だろを考えること

        • 「この村には決断力・行動力・ヤル気がない」の正体①村にみる無意識の観察

          ただ山と川と、人の暮らしがあるだけ そんな人口650人ほどのこの寒村。 人口減少になかなか歯止めがかからない上に せっかく村に来ていただいた方には 「決断力がない、行動力がない、ヤル気がない」とも評される、ここの村民性。 新しい取り組みに対して財布の紐が堅く、支援してくれないとも言われる、ここの行政。 たしかにゆるキャラいない(周辺市町村にはみんないる)し、他の自治体がとっているような目を引く政策は見当たらず、村民も流れに身を任せ〜…のように見える、たいへん地味な村。

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          自分の中の宇宙にある「叡智の大元」に繋がることが、私にとっての「学び」だった

          こんにちは。しゃくなげです♡ 突然コアな自己紹介です。 私は、勉強ができない。 学校の成績は悪くなかった。 高校受験、大学受験、就職試験どれも困ることはなかった。 困っていたのは、 「思うように勉強に取りかかれない」こと。 そして学生時代よりも、今の方が困っている。 ものすごく学びたい事があるのに、講座に申し込もうとしない。本は積読で手に付かない。 NVC、心理学、地質学…どんな分野でもそう。 学ぶということに何か障害があるんだろうか(ノД`) 一体何のブロック

          自分の中の宇宙にある「叡智の大元」に繋がることが、私にとっての「学び」だった

          幸福感

          今朝は凍みましたね。次男と保育園まで歩いたら鼻の穴の中が凍りました。−10℃くらいになると鼻水も凍ります。 外の空気は冷たいけど、心の中には消えることのないあたたかい燈があります。 それは、幸福感。 幸福感って、なんだろう それまでの人生で、これが幸福感だ!という実感は皆無でした。得体の知れないワードでした。 若い頃は、外側からもたらされる物を「幸せ」なのだとして生きていたものです。例えば持ち物とか、実績とか、何かのスキルとか。 あとは、嬉しいとか、美味しいとか、楽し

          この春から、無所属、新人。

          5歳次男が、先月ようちえんを辞めた。 本来ならば今月から年長さんだけど、どこにも通わずに家にいる。 長男(現在小3)は近くの町にある森のようちえんに3年間通った。 野外保育に魅力を感じていた私は、毎朝お弁当を作って、赤ちゃんだった次男も連れて片道20km離れた園まで送迎し、泥々の服を毎晩洗濯した。 村の保育園が嫌だった訳ではなくて、そういう子育てがしたかったから。 登園拒否があったり、苦しい時期もあった。 その3年間でたくさんのことを感じて、私は自分の内側に矢印を向けるよ

          この春から、無所属、新人。

          小海線 High Rail1375

          母の日&誕生日だったこの前の日曜日。 地元を走る小海線 High Rail1375 に 初めて乗車してきた! 朝9時前の小海駅。 High Rail1375(右)と 世界初のハイブリッド車両(左)が並ぶ。 この後、普通の小諸行きも入線して 小海線の3種類の車両が並ぶレアな光景が見られる。 さて、本日我々は 小海→小淵沢–(High Rail)→佐久平→小海 の経路で 小淵沢→佐久平のみHigh Railに乗車。 小淵沢での乗り換えが3分とタイトだけど 隣のホームなの

          小海線 High Rail1375

          本当の自分を生きる

          ここは信州の東の端っこ佐久地域の 人口750人ほどの小さな小さな村。 標高1000m。 特に目立つ産業なし。 人口は順調に減少中。 18の時に「こんな田舎、二度と戻らん」と思って 出ていたっけど やっぱり 子育てするならここだ!と思って戻ってきました。 小2と年中の男児に愛されながら 自然に囲まれて、沢山の人に助けてもらって、 母として人としてすくすく育ててもらっています。 こんなに美しい村はない。 全てがここには在る。 そう思えるようになった。 私が見ている世界

          本当の自分を生きる