ささのは結婚式ができるまでのリアル #10
ささのは結婚式ができるまでのリアル#9 はこちら
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3月が終わった。
4月。結婚式まであと3ヶ月。
4月は、旦那さまのスーツをオーダーしに行った。
お願いしたのは代官山のGroom by Trait。
CRAZY の提携で、もともとプロデューサーさんから話をきいていたのもあり、見に行った。
最初はタキシードの形や色についてのヒアリング。そしてお店の中のタキシードをいろいろと着せてもらう。
(俺、なんでも似合うからな〜〜!っていってた。)
いいね!これもいい!わ〜〜〜こっちかな!?でもこの色、(旦那様)じゃないと着れない色じゃない!?他の人絶対に着れない色じゃない!?とやんややんやガヤをやって、結局落ち着いた茶色に決定した。
オーダーは、色を決めるだけではない。
ポケットの形、ボタン、ボタンの個数や間隔、えりの部分の形や折返しの深さなど、30項目くらい決めることがある。
さらさらと決める旦那さんを、なんという決断力だと隣でびっくりしていた。
2度目の来店のときに採寸があったが、
「心配になるほど手が短いですね」って言われていてとても笑った。
あとは、名前は忘れてしまったが、
「この前お店に着てくれた〇〇っていうプロのサッカー選手と脚まわりのサイズがまったく一緒ですね〜」って言われていた。
このお店ではスーツと、茶色のスーツにあわせる深海の青色のシャツを決めて、できあがりを楽しみに待つ。
このあと、1〜2ヶ月くらいでスーツはできあがったが、私は、ファーストミートまで楽しみにしておく!とスーツはみないまま当日を迎える。
そして4月もあっという間に最終週、そうGWが目の前だ。
GWの開始日にCRAZYとの打ち合わせをお願いした。
足りていないものはすべてGWに準備をするためだ。
この日のMTGは、
「これどれくらい進んでますか?」「...まだです」
「これ決まりましたか?」「...GW中に話し合います」
というお返事ばかりのMTGで、コーディネーターさんにはちょっと申し訳ないMTGになった。
大丈夫、今日から奇跡の10連休。結婚式のことだけ考えれてやる。もうこの10連休でもろもろ完成させるくらいの気持ちでいた。
まずは、招待状。
私達は2人ともエンジニアだし、webで表現したかったことがあったので、招待状を0から開発することにした。
その時だんなさまはデザイナーチームのマネジメントをしていたこともあり、デザインまわりは旦那さん、サーバサイドとインフラは私が担当することになった。
結婚式のサイトに盛り込みたかったことは以下。
- TOPページには2人の生い立ちをイラストでアニメーションをつくる
- 2人のプロフィールページをつくる
- CRAZYにもらったコンセプトをのせるページをつくる
- 招待状をのせる。そのままwebでお返事できるようにする
(他にも、式の準備の様子などをのせたかったが、残念ながら時間がぜんぜん足りなかった。)
よーい、どん!で、とりあえずドメインをとり、開発環境をつくり、それぞれ開発を始めた。
結果的に、開発はそこまでかからなかったのだが、イラストがたくさんあったので時間がたくさん必要だったし、サーバの構築がどうしてもうまくいかなかった。
GWは招待状以外にもやることがある。
旦那さんは実家に帰って小さい頃の写真をかき集めてこないといけなかった。
最後の2日、サイトの完成度は80%。旦那さんは実家へ。
実家にいる旦那さんから、旦那さんの恐ろしくかわいい幼少期の写真が送られてきてはもだえて、サーバ構築をしながら写真をみてもだえてを繰り返し、最後にはもだえるしかできなくなって(サーバ構築がうまく行かなくなった)、会社の後輩に助けてのLINEをした。
この後輩が大変にいい子で、その後ずっと電話をつないで手順をとても丁寧に教えてくれた。(この恩は一生忘れません)
無事、サーバの構築が完了し、私達のGWは終わった。
招待状は、この1週間後にみんなにLINEやFacebookなどで送った。
「えっなにこれ!?つくったの?」
「エンジニア同士だとこんなことできちゃうんだね!」
「最初のアニメーションみながらうるっときました...」
など、様々な反応をもらえて、とても楽しかった。
招待状の項目には、
「あなたにとって青春とは?」
という項目をつけて、みんなの青春を募集した。
あつまってくる招待状をみたくて事あるごとにDBに接続してはだんなさんに内容を共有していた。
ああ、たのしいな。準備のひとつひとつがたのしい。
招待状にたくさん時間をかけたけど、やることはまだこれだけ残っていた
- 引き出物決定
- プチギフト決定
- エスコートカード作成
- 動画作成(人数分。あとで詳しく書きます)
- 動画作成(オープニング動画)
- 席次表作成(両親用)
- ライフプレゼンテーションのスライド準備
- お手紙系準備
- 「青年の主張コンテンツ」にアサインする人の決定
などなど、あと2ヶ月、今まで何してたんだけな?ってくらいやることが残っていたw
でも、だんだんと結婚式へのイメージがわいてきて、アイディアもたくさんでてくる。当日が近づいているのがわかる。
結婚式準備ができるのもあと2ヶ月。
「これもまた青春だね」と、共有しているカレンダーにいつまでにこれを終わらせるとスケジュールをひいて、怒涛の5,6月が約束された。
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