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#368 祭りに冷房、やっかいな雪の活用法

雪が多い北海道。
毎年豪雪による被害がニュースになっている。

「雪で店がつぶれたと警察に通報がありました」・・・笑ってはいけない。
北海道にとって雪による被害は笑い事ではない。

しかし、北海道ではそのやっかいな雪を有効利用している。
雪を有効に利用することを「利雪」という。

その最もわかりやすい例が「さっぽろ雪まつり」だろう。

さっぽろ雪まつりは1950年に地元の中高生が6つの雪像を設置したことをきっかけに始まった。

1955年からは陸上自衛隊も参加して大規模な雪像をつくり、雪像の規模やデザインは年々高度なものになっている。

現在では雪像にプロジェクションマッピングを組み合わせたパフォーマンスも行われている。

雪の利用方法は祭りだけではない。

地元で収穫された農産物を冷やして保管するために雪が利用されている。
いわば「天然の冷蔵庫」だ。

雪を用いて低温で保管することで、野菜の劣化を防ぎ、馬鈴薯などは甘さが増す効果もあるという。

また、電気を節約することになるため、二酸化炭素削減の効果もある。

まさに、「やっかいものが宝の山」になるのだ。

さらに北海道では、雪を利用して気温を調節することにより、冬に収穫できるマンゴー栽培も行われている。詳しくはこちら↓

【目次】

【参考】


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