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デザインセンスがあっていいですね!と言われると、「それは違う」と思ってしまう理由
デザイン力は後天的センス
製品デザイン、コミュニケーションツールを担当させていただく際に、企業のご担当者から、デザインはセンスがないので判断がつきませんと言われることが多々あります。
デザインは、アートと異なり、既成・既知の事象の組み直し・分解・フィルタリングなど現在あるものを足したり、引いたりして、どのようなパッケージにしたら、目的達成に近づくかというアクションです。日々の体験や見聞きしたことを適材適所で引き出して用い、その思考プロセスを相手に伝える訓練ができれば、デザインロジックが生み出せるようになります。
美的表現もまた、歴史と先人の創意工夫の中に今のモノがあるので、敬って疑って観察して、背景を読み解きながら自らの表現に活かしてみる繰り返しをしていれば、様々なケースで自在に表現ができるようになります。
確かに頭の中のイメージをビジュアライズする能力は、相当な努力と経験が必要で容易なことではないですね!言葉で曖昧になっている物事に輪郭(定義と仮説)を描いて表現内容と結び合わせるのですから・・・。
プロジェクトチームに一人、ビジュアライズを通じて思考を構造化できるクリエイターを入れることをオススメします。絵や図解ができなくても、後天的なセンスを磨いて事象を言語化できれば、クリエイターとコラボレーションが可能になります。
経営者や企画者の方々が、早期にビジュアライズされたイメージ(ビジョン)を周囲の人に提示できるようになると、巻き込み力が高まり、プロジェクトが加速することでしょう。
社外デザイン部は、中小企業でもチャレンジを身軽にすることを目的に、多様化する働き方の中で独立系クリエイターが活躍する基盤をつくっています。宜しければ、サポートくださいましたら幸いです。新たな取り組みをレポートしてまいります。