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よくある問い「デザインとアートの違い」

解釈はさまざまなので、あくまで自論で恐縮ですが・・・デザインはアートと異なり、課題を持った方々にアイデアと実践を組み合わせて課題解決をする役割です。自らの趣味趣向とは関係なく、課題を持った誰かの外発的な動機付けによって創り出す仕事です。

<デザインとアートの定義>工業化が進み、デザイナーという職種が生まれてまだ100年未満、美的な視覚・触覚に関わる表現だけでなく、すべての営みの中にある課題を解決する役割までをデザインの対象範囲に広げています。
デザインは、経営と事業活動、製品など上位概念からアクションをつなぎ、手に取ってくださる方々にクライアント企業の想いを伝達する役割まで担っています。

対してアートは、制作者自体が内発的な問題提起とアウトプットを行うため、第三者の要望が創作の起点になることはありません。自己完結で生まれた飛躍したビジョンにある一部の人々が触発され、新しい兆しを創るのがアートです。


<内発的な思考力、発想力>アート思考やアート経営と言われるものも、一旦、既成概念から離れてマーケットに合わせにいかずに、非連続的な思考で発想してごく一部の人に強烈に求められること(もしくは生産者の独創的思考のみ)をひたすらに探求して生み出すプロセスデザインです。課題解決型のモノやサービスから、情緒的価値や高次の欲望を満たすものへと昇華させるには、もはや第三者の顕在化した意見よりも、クリエイターが未来志向でバックキャスティングして新しい歩みをデザインしていく方が適していると思います。

2020/6/24 社外デザイン部 / 浅川

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社外デザイン部は、中小企業でもチャレンジを身軽にすることを目的に、多様化する働き方の中で独立系クリエイターが活躍する基盤をつくっています。宜しければ、サポートくださいましたら幸いです。新たな取り組みをレポートしてまいります。