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【アフリカ陸路縦断】エチオピア#2

■エチオピアの文化と歴史


高校世界史で必ず習うこの国のいちばん有名な歴史。それはアフリカ大陸で唯一植民地化されていないことだ。(リベリアも一応植民地化されてないがちょっと違う)
エチオピア人はこのことを誇りに思っているらしい。
紀元前からエチオピアの歴史を語ると長くなるし、俺はそこまで詳しくは知らないのでピンポイントで近代のみにふれようと思う。

●現近代史
・1869年
エジプトのスエズ運河開通を機にヨーロッパ諸国がアフリカに勢力を伸ばし始めた。
・1896年
エチオピアも条約を結んでいたイタリアとの仲がこじれ、侵攻されてしまう。しかし、エチオピアはフランスの援護もあり、イタリアを破った。これにより、世界各国から独立国として認められるようになった。
・1935年
イタリアはまたもやエチオピアへ侵攻し、今度は併合することに成功した。そして、エチオピアはイタリアの連合王国となった。(これは事実上の植民地だったという)

●文化
・コーヒー発祥
エチオピアは言わずと知れたコーヒー発祥の地。
9世紀にエチオピアで発見され、17世紀に世界中に輸出されたコーヒー。
今では世界中の人に愛され、生活必需品となった飲みのもだが、発祥の地ではどんな味がするのだろう。

ばっか苦いコーヒー

コーヒーを飲んでみたが、マジで苦い。
アメリカンを飲む習慣はあまりないのかも?
濃すぎるエスプレッソだった。

・インジェラ文化
「見た目は雑巾、味はゲロ」こんなキャッチフレーズが食べ物なわけない。
インジェラはエチオピアの主食で、記録によると紀元前100年には既に存在したことが分かっている。
イネ科植物のテフを粉状にして水と混ぜ、3日かけて発行させ、クレープ状にしたものである。

インジェラwithエッグ

これは食えない人多いだろうなぁって味。俺は食えるけど、好んで食うもんじゃない。ましてや、これしか主食の選択肢がないとなるとかなりキツイと思う。
ここからは完全な持論だが、エチオピアの飯は全て不味い。
俺はインジェラが諸悪の根源だと思っている。何千年もこれを食べ、植民地にされていないから海外のものが入ってこない場合、基準がインジェラに統一される。これを美味いも思っている人達が作ったご飯が美味しいわけが無い(外国人の舌にあうわけがない)

あえて言おう、メシマズ国家エチオピアだ。

■エチオピア暦
信じられないことにエチオピアは2023年現在2013年です。何を言っているのかと言うと、エチオピアは独自の暦を持っており、世界基準で使用しているグレゴリオ暦を使用していません。
1年は13ヶ月で新年も9月11日と中途半端な日付であり、我々には理解するのが少々難解です。
また、エチオピアタイムというのがあります。これは沖縄時間のように時間にルーズなことを指している訳では無いのです。
エチオピアでは午前6時を午前0時とする文化があり、全くと言っていいほど理解が追いつかないですね。

ちなみにバスの中の時計はエチオピアタイム出の表示になっていました。

・言語
公用語は13世紀から使われている、アムハラ語という難解な言語である。

どこをどう読むんだ

これが異様に難しい。そもそも文字を見て、何語に似てるというのが想像つかないレベルで分からない。
エチオピアは前述の通り植民地にされたことが無いため、英語やフランス語が通じることは無い。アディスアベバの一部の人と子供たちは英語を喋ることが出来るが、郊外へ行くと全くと言っていいほど通じなくなる。

■マスカル祭


毎年9月27日に開催されるエチオピアで最も大きな祭りで、マスカルとは「十字架」を意味する言葉である。
ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている。
エチオピア人口の60%以上を占めるキリスト教由来の祭りである。(現地の人に聞いたらイスラムと合同の祭りって言ってたけど、ネットにはキリスト教だけの祭りって書いてあるから不明)

祭り当日は、朝から木を集めてクリスマスツリーみたいなのを作って夕方になると燃やすらしい。実際に街ぶらをしていても50メートル間隔位でクリスマスツリーみたいなのがあった。
参加人数は10万人を超えるとも言われていて、街は朝からお祭りモード。

街がこの人たちでう埋まってる

ありえないほど警備が厳重で200メートルおきに警察が歩行者の荷物と身体チェックをしている。友達は何故かタバコとライターを没収されていたが、絶対に吸いたかっただけ。笑

祭りが始まると各地で木に火をつけ始める。メイン会場はマスカル広場で、ここの中心で大火が上がり、人々はロウソクのようなものに火をつけて持ち歩き、大火を囲む。
この広場に行くには
海外で初めて、大きな祭りに参加したので驚きの連続だった。
日本には夏祭りくらいしかないので、宗教的な意味合いが強いこのような祭りは新鮮だ。あと、人が多すぎるし、警備が厳重すぎる。

写真下手すぎだけどこんな感じ

■治安


外務省の危険度マップによるとアディスアベバはレベル2程度、国境沿いは3〜4のところもあると言ったところだ。
あくまで個人的な感想だが、治安は良好。

※外務省海外安全ホームページより引用

夜9時頃までは、歩行者もある程度いるので安全だと思われる。かと言って、路地に入ったり、無茶なことをしたら身の危険を感じる雰囲気はある。これはどこの国でも同じことが言えるので、治安が悪いと言う判断基準にならない。
俺が行った時は、マスカル祭の前後だったためか、街中にすごい数の警察が居たからより安全に散策することが出来た。
友達はマスカル祭が終わった帰り道で、ポケットに手を突っ込まれて携帯を取られそうになっていた。が、これはポケットに携帯を入れてる方が悪いので仕方なし。マジで、取られなくてよかった笑

旅中に他の国であった人は流しのタクシーを捕まえたら、荷物の中からiPadを抜き取られたらしい。自分は助手席に乗り、後部座席にリュックを置いたら、後部座席に人が隠れていて、盗まれたらしい。
やられてんなぁ笑

ま、治安はいいですよ。死んでないし。

次回はやっとダナキル砂漠について書きます!!
なんか質問とかあったらYouTubeのコメントかインスタのDMによろしくお願いします!!

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