奥村聡の「社長の歩き方」

廃業やM&A、社内承継など「会社の着地」を中心に、北海道から沖縄まで1000社を超える…

奥村聡の「社長の歩き方」

廃業やM&A、社内承継など「会社の着地」を中心に、北海道から沖縄まで1000社を超える支援。 社長人生によりそい、公私にわたる相談を受けてきた経験から、中小企業の『社長の相談役』を自負。平穏と仕事への集中のために貢献。 https://office-okumura.jp/

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  • 社長をヤメる大学

    最後は、社長をうまく終えるための方法を学べる学校。 どんな社長でも、いつかやめる日がきますから。

最近の記事

誕生日です

今日は誕生日です。 実は、数年前から自分の年齢をまちがえていて、ようやく今年、本当の年齢に気づきました。 だから自分の感覚では48歳が2年間ありまして・・・。 長かったような、得したような、です。 そういえば、新刊の予約ができるようになっていました。 出版社からは来年の発売予定と聞いていましたが、なんと、12月の予定になっています。 まだ原稿を書き終えていません。 予約していただいたのに、もし書けないような事態になってしまったら・・・プレッシャーを感じます。 とは

    • YouTubeを続けることがバカらしくなったので

      ようやくウチのVIP会員さんに、限定動画を配信できました。 VIP会員さんは、今のところ20名ちょっと。 その限られた数のお相手のためだけに、コンテンツを作って動画を届けるというのは、なかなか贅沢な気もします。 なおVIP会員は、奥村への相談アクセス権がメインの制度で、コンテンツは「従」でしかありません。 これを始めることにしたきっかけは、YouTubeチャンネルの運営がバカらしくなってしまったからです。 一円も払ってくれない人のために、頑張ってコンテンツを作り続けま

      • 「廃業するには、従業員を解雇したり、顧客を切ったり……」大宮の事業承継セミナー

        埼玉県産業振興公社さんからのご依頼で、さいたま市で講演をしてきました。 大宮ソニックシティに50人くらいの方が集まっていただきました。 一部で私がお話させたいてだき、二部で実際に事業承継を体験された方のお話を聴ける機会でした。 全体的にとってもいい感じだった気がしています。 終了後、大宮駅で大好きなカニチャーハン食べて神戸に帰りました。 さて今回のブログでは、質疑応答の時間にあった質問の一つをピックアップすることにしましょう。 経営者と思われる方から、このような質問を

        • 「本って、どうやって出版するの?」の質問について

          出版社から依頼をいただいている企画がありまして、9月になってからはひたすら原稿を書きに追われています。 私にとって、書く作業はとてもしんどいことなので、ほんとに疲れます。 さっきまでも原稿を書いていたのですが、飽きたのでnoteを書くことにしました。 これって気分転換になるのでしょうか。 日本酒を飲み過ぎて酔ったからって、酔い覚ましでワインを飲んでいるのと変わらないような・・・ 「本を出したいけれど、どうすればいいの?」 何冊か本を出させていただいたこともあり、こんな

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        • 社長をヤメる大学
          15本

        記事

          人生のピンチと避難訓練

          昨日は「9.11」でした。 2001年のアメリカ同時多発テロのときは、ニューヨークの貿易センタービルに航空機が激突し、崩壊したビルでたくさんの方が亡くなられました。 そんな現場で、リック・レスコーラは、モルガンスタンレーの社員の命を救いました。 事件が起きる前から、社員に避難訓練を行わせていたそうです。   私は仕事がら、経営のピンチにかかわることが多々あります。 社長の人生のピンチという場面だってあります。 これらのピンチに対しても、避難訓練が必要だと感じています。

          人生のピンチと避難訓練

          「そんなこと書いていたっけ?」

          社長業から卒業された方が、楽しそうに日々を過ごしていらっしゃる報告をお聞きすると、本当にうれしいものがあります。 会社を背負っているときの精神的プレッシャーは、他の人にはわからないほど重たいものがあるでしょう。 社長本人ですら、社長を辞めてみたとき、はじめてその重たさに気が付くのかもしれません。 社長をやめた方からは、「こんなに体が軽いと感じるなんてはじめてだ」とか「世界が輝いて見える」とコメントを聞いたことは何度もあります。 昨日も、ほぼ会社の片づけが完了しつつあると

          「そんなこと書いていたっけ?」

          大企業の仕事ってぬるくない?

          私は中小企業を顧客とする経営コンサルタントで、普段は社長と直接やり取りをしています。 ですので、大企業向けにコンサルティングの仕事をすることはないし、大企業に勤めたこともないに等しいので、その実態はよくわかりません。 そんな私が大企業と接点を持つケースは、だいたいクライアントである中小企業が、大企業の強い影響下にある場合です。 大企業に関わると、ほぼ毎回、仕事の進め方に違和感を抱く場面がありました。 まず、やたらたくさんの人間がかかわる違和感です。 西日本の私の顧客(

          大企業の仕事ってぬるくない?

          視野が狭いか、論点の統合ができないか・・・

          「自分が社長をやっている中小企業の株式を買い集めたい」という話になったとします。 しかし、上場企業のように売り買いする場があるわけではありません。 そこで、顧問税理士あたりに「うちの会社の株式っていくら?」と聞いたりします。 税理士は、ある計算根拠をもとに数字をはじき出してくれるでしょう。 その株価を知って、社長は安心してしまいます。 でも、これだけでは、話が全然詰められていません。 そもそも売買には、相手方があります。 相手は、株式を売る気があるのでしょうか。 株

          視野が狭いか、論点の統合ができないか・・・

          とんでもなく暑くて、影響の連鎖について考えてみて・・・

          暑すぎるよ。ほんとにもう。 ホームページを閉鎖中のため、ブログを書くところがなくなってしまいました。 これからはnoteにつらつらと書こうかな、と考えています。 よろしくお願いいたします。 とにかく暑いわけです。 オリンピックだろうが、甲子園だろうが、ただでさえ暑いこの夏を刺激しないでほしい、と思うのは私だけでしょうか。 私が住む神戸は、同じ関西でも大阪や京都と比べるとまだマシです。 とはいえ・・・なのです。 うちはワンコを飼っていますが、日中はアスファルトが焼けてい

          とんでもなく暑くて、影響の連鎖について考えてみて・・・

          最終回 社長をヤメる大学卒業式

          おわりの日がやってまいりました。今日は、社長をヤメる大学の卒業式です。 入学式から数えると、みなさんにお話しさせていただく14回目の機会となります。 うれしいような、寂しいような。そんな最終回。 学生のみなさんは、がんばりましたね。学長の私もがんばりました。 振り返ると、余裕で1冊の本ができるくらいの文字を書き連ねていました。実際に、書籍としてヤメ大の講義をまとめられたらいいな、と今は思っています。 社長のおわりに待っている景色の全体像を伝える ヤメ大が目指したことは、

          最終回 社長をヤメる大学卒業式

          第12回 社長が死去。そのとき会社はどうなる?【社長の相続論】

          学生の方からメッセージをいただくことがあります。 みなさん真剣に、まじめに、重たいものを背負って懸命に悩まれていらっしゃいます。 本当に頭が下がります。 どうにか、行く先に光が見えることをお祈り申し上げます。 12回目の講義テーマは、社長の死去です。いわゆる相続問題です。 死について語るのはタブー視されがちですが、そのためにちゃんと問題と向き合うことができなければ本末転倒です。 ちまたでは、死という表現を避け、できるだけオブラートに包む表現をすることがよくあります。 た

          第12回 社長が死去。そのとき会社はどうなる?【社長の相続論】

          第11回 社長のための進路相談

          社長をヤメる大学の講義は、卒業式を入れて、あと3回となるはずです。 いやー、まだ終わっていませんが、それにしてもよくここまで続けてきました。自分で自分をほめてあげたいですね。 ここまで学び続けてきたみなさんも大変だったと思います。 そして、こんな孤独な取り組みを続けられた理由は、入学金を納めてくださった方がいたからです。心の支えになったというか、やらないといけない状況に良い意味で追い込まれました。まことにお金の効果は絶大です(笑)  ありがとうございます! 社長退任に向

          第11回 社長のための進路相談

          第10回 いつまでも決断できない社長に足りていなかったものは?

          講義を始めましょう。 今回のヤメ大は、みなさんの内面にフォーカスしてまいります。 もう学びに飽きてしまっていませんか? あと少しですし、ここからが踏ん張りどころですよ。 理屈だけじゃ前に進めない 私のコンサルタントとしてのキャリアは、司法書士という法律系の資格からスタートしました。 だから初期のころは、法律の技を使った提案をたくさんしました。 もちろん、検討に検討を重ね、自分ではベストだと思った提案をします。なかには、状況からして「これ以外の道なんてありえない」と感じなが

          第10回 いつまでも決断できない社長に足りていなかったものは?

          第9回 破産を回避し、自宅を守るために社長は退路を開拓すべし【倒産論】

          学生のみなさん、おはようございます。 この先は、強制終了について学んでいただき、自身の今後の計画立案を実施して、卒業という流れになります。いよいよゴールが見えてきた感じがします。 今日は、強制終了の一つである『倒産』について見ていきましょう。 前回は学長の私が、事業承継などの会社の着地支援を仕事とすることになったきっかけの事件をお話しました。あのケースも強制終了の中の倒産でした。 私は、すべての社長が倒産というものを一度は直視しておくべきだと考えています。たとえ起業してすぐ

          第9回 破産を回避し、自宅を守るために社長は退路を開拓すべし【倒産論】

          第8回 突然やってきた会社と社長のおわり

          学生のみなさん、おはようございます。 これまでの講義を思い返してみましょう。「社長のおわり」というものの全体像を見て、そのおわりには「強制終了」と「任意のおわり」があることを学びました。任意のおわりの各論として、廃業、社内承継、M&Aも見てきました。社長が自分で決着をつける場合の選択肢ですね。 一方の強制的なおわりについては、これから学びます。迷子にならないように、いつも全体に立ち返り、今私たちはどこにいるのかを確認しながら進みましょう。 今日はいつもと趣向を変えて、あるス

          第8回 突然やってきた会社と社長のおわり

          本日は休講です

          本日は、休講です。 内容的にひと段落したので休講にします。 (学長がサボりたかったわけではありませんよ!) ヤメ大の講義はこれからさらに深まっていきます。 この機に、これまでの復習や、未受講の講座を学んでください。 宿題や感想の提出もお待ちしています。 これまでの講義の一覧は、こちらです。  ⇒ これまでの講義一覧 《事務局からの連絡》①宿題・感想の提出 宿題の提出や、感想、質問は、奥村のホームページの問い合わせフォームからお送りください。  → 奥村のホームページ