小さな同窓会の知らせ

３月に入った。小さな同窓会の知らせがきた。
みんなに会うのは久々だ。
高校に入学したばかりの頃、部活帰りに並んで撮った写真がある。
まだあどけない表情がほほえましい。
夏の大会の会場で、ユニフォーム姿で撮った写真もみんな笑顔。
そこに写っている４人に会える。

入学当初の新入部員は十数人はいたと思うけれど、
夏が近づいた頃には数人に減っていた。
私と同じ中学でチームメイトだった友だちは、
練習が楽しくない、コーチが嫌いだといってやめていった。
その後主将になるRUMI にも中学のチームメイトが何人かいたが、
やはり残ったのはRUMIだけだった。
中学の対戦相手で顔見知りだった何人かも、みなやめてしまった。

そして、私たちは先輩の３年生が卒部する時点で、
在籍していても故障者など休部中の部員がいたため、
試合ができない人数にまで減ってしまった。
そこでバレーボール未経験者を、
試合に出場できる人数（たったの６人）になるまで勧誘し続けた。
そのとき入部してくれた２人は
最後まで続けてくれたから私たちの部活は成立したのだった。

私はいまも、バレーボールつながりで結ばれている。
中学時代のチームメイト。高校時代のチームメイト。
加えて、ママさんバレーで知り合った多くの人たち。
これまで多くの時間を、いっしょに過ごしてきた。
それぞれ違う道を行き、自分の人生を生きている。
喜びも悲しみも寄りそうことができなかったけれど、
あとからでも分かち合う時間をもてるのは幸せだ。
私はみんなに会うことで、また私を広げることができる。
ほんとうにみんなに会えるのが楽しみだ。