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新しい挑戦をしたから得られたもの

こんにちは。
「新世界」をつくる深谷百合子です。

先月末から
中国青島で隔離生活中の
赴任者の方を対象に、
研修をさせて頂いています。

隔離生活もあと2日。
本当に心身共にお疲れだろうなと
思います。

隔離期間があけて
工場に出勤してからのことに目を向けると
気持ちが前向きになるので
この研修中は、
「会社ではこんなことが言えたらいいな」
と思うことを書き出してもらっていました。

書き出した言葉の多くは
ご自身が生活するのに必要な言葉
というよりは
工場長としてのお立場なので
「ケガのないように安全に注意して」
「お疲れさま」
など、部下を気遣う言葉で
お人柄がしのばれます。

できるだけ短く覚えやすいフレーズを
いくつかピックアップして
お伝えしていますが
工場のような現場は
日本と割とよく似たフレーズが出てくるのが
嬉しいところでもあります。

たとえば
「安全第一」とか
ヘルメットは「安全帽」とか。

工事現場で
ヘルメットをしていない作業員を見かけたら
自分のヘルメットを指差して
「ヘルメットは? 持ってる?」
と言うだけで通じます。

現場が散らかっていたら
ひとこと「5S」と叫べば何とかなります。

そんな感じで間もなく1ヶ月。
ちょっと嬉しい変化がありました。

先日の講義の際に、
「この間部屋にPCR検査をしにきた中国人が
北京とか日本とか言っているのが
聞き取れたんです!」
と話してくれたのです。

「中国に入国した時には
何を言われているのか
チンプンカンプンだったのに
ちょっと聞き取れる単語があると
なんだか嬉しいです」
とおっしゃっていました。

何か新しいことに挑戦していると
どうしてもできていないことに
目が行きがちです。

でも、この方の笑顔を見ながら
こういう小さな喜びを得られるのも
挑戦しているからこそなのだな
と思いました。

この方が初出勤の時に、
堂々と中国語で自分の名前を
話している姿を想像しながら
残りのサポート期間を伴走したいと
思います。

それでは、また。

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