マガジンのカバー画像

今「あなた」に読んでもらいたい本たち

4
運営しているクリエイター

記事一覧

【本の紹介】生の短さについて

せっかく腰を据えてのんびり読書できる期間をいただいているので、普段手を付けないような堅いビジネス書や哲学書、古典などを拾い読みしてます。これは紀元前4年から後65年までを生きたと言われるセネカ御大の本。2000年も前の本なのに、思いのほか読みやすく、こんな昔の人も自分と同じようなことに感心を持っていたんだと思うと、親近感が湧くと同時に古典や哲学を勉強するモチベーションも高まりますね。

サマリー人

もっとみる

【本の紹介】それでも人生にイエスと言う

第二次世界大戦中にユダヤ人であるためにアウシュビッツに送られたフランクル博士の講演集です。コロナ禍に見舞われ、明日の生きる暮らしもままならず絶望に打ちひしがれた人にも、日々に何か無為を感じているような人にも読んでほしいと思って取り上げました。

サマリー生きる意味があるのか、という問い自体が誤っているものであり、人生こそが私たちに問いを出しているのではないか・・・という立場からフランクル博士は語り

もっとみる

【本の紹介】影響力の武器[第三版]

「なぜ、人は動かされるのか」をテーマに、人間の購買行動や衝動を心理学的な見地でアプローチした超有名な本を今回はご紹介します。これは通常テレビや広告といったマスメディアや、マーケティングの際の手法として用いられていることが多いのかな、と読みながら思ったのですが、今回はコロナ禍における現代社会の混乱と「影響力の武器」の関連性、といったテーマでご紹介をしていきたいと思います。

サマリーこの本の主題は大

もっとみる

【本の紹介】答えのない世界を生きる 小坂井敏晶

この本を私が読んだきっかけ

スタートアップに転職した元同僚と久々に飲んだ時に紹介されたのが出会いのきっかけだ。当社を僅か半年で辞めて新たな孤独な道を突き進んだ彼は清々しい表情をしていた。彼は私に問うのだ。「人生一回きりですよ。そんな見栄とか地位とかに縛られてるうちに人生終わっちゃいますよ?ワクワクしなくていいんすか?人生燃やさなくていいんすか?」と。

いやいや、そんな人生を賭して進みたい道、簡

もっとみる