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真面目な経営者ほど苦労が絶えないのはなぜ?その理由と対処法を伝授します。

結論から言うと、真面目な経営者さんはちょっとこれをやろう、こうやって対策しようと、あれこれやろうとします。
つまり何かを「やる」ことが苦労の絶えない理由なのです。

だって、たとえ問題が解決すれば次の手を考えるでしょうし、うまくいっても、次も次もという欲求と、また何かあったらという「不安」から、絶えず何かを「やる」ことを考えてしまいます。

つまり「終わりがない」から苦労が絶えないのは当たり前なのです。

結局は前回書いたように基本に立ち返るのが一番なのですが、例えば前回同様、飲食店の店主さんのお話をしてますね。

ネットではなくリアル店舗ですね・・・ 特に従業員数10名以下の小売店や、整体店、美容院、飲食店などの方には、お役に立てる内容になっていると思います。

実際のところ、私自身も過去に実店舗を運営しており、そこでの失敗例なども踏まえながらご紹介していきますので、上から目線の評論家的な感じにはならないと思います。

まずは、店舗の立地条件から考えてみましょう。 例えば、 ・駅から歩いて何分くらいなのか? ・駐車場があるのかないのか? ・テナントビルなのか1階なのか? ・周りにライバル店はあるのか? ・ターゲット層に合っている立地なのか? など、のこではあげられるだけあげてみましょう。 そして、まったく同じ項目を、繁盛していると思われるライバル店と比較してみると、色々なことが見えてくると思います。

ただ、たまにこんなお店があります。 通りからは見にくくて、お店も狭くて古い違って でも、雑誌などに取り上げられて、凄く繁盛しているラーメン屋さん もしも、この記事を読んでいるあなたが、そのようなラーメン屋さんにフォーカスしてしまうと、取り返しがつかなくなる可能性があります。

なぜなら、味が良ければ・・・、商品が良ければ・・・、サービスが良ければ、どんな立地条件でもお客さんは来てくれるし、お店も繁盛する! 私がコンサルティングをしてきた経験上、このような感覚ではじめられたお店は、90%以上の確率で3年は持ちません。

実はここが、商売をする上での「キモ」というか、もっとも当たり前で、もっとも気づきにくく、もっとも大切なことなのです。

ではなぜ3年持たないのかということですが、答えは簡単です。 お店を知らなければ、 いくら良い味で、良い商品で、良いサービスでも お客さんは来ないからです。 つまり店舗の集客で最も大切なことは、 まずお客さんにお店を知ってもらう ことが、最優先事項なのです。

これ、超当たり前なのですが、気が付いていない人が多いんです。


お客さんに知ってもらう方法は、昔と違って今は色んな方法がありますよね。SNSしかり、このnoteもお店を知ってもらうツールになるのではないかと思います。

それこそ店舗経営をしていると、だいたいSNSに行きつきますよね。毎日記事を書いたり、Instagramに写真をアップしてFacebook広告をしてLINEに流して・・・

やり始めているうちは良いのですが、だんだん記事のネタが無くなってきます。写真も毎日同じようなものになり・・・
でも、なんとか集客したいから真面目に一生懸命・・・

そしていつしか、記事のネタを考えること、Instagramに写真をアップすることに、ものすごく時間を取られ、クタクタになってしまう。それでも真面目な方はまだ足りないって思ってしまいます。広告費も労力もかけて、結果費用対効果が悪く・・・
そして心身ともに疲弊して・・・

そもそも何が目的だったんでしょうか?

お店のことを知ってもらうことが目的で、最終的にあなたのお店に来てもらいたいわけです。

お客さんがお店に来てくれた時に、心身ともに疲弊していたら本末転倒です。

今回私が言いたかったのは、あれもこれもやるのではなく、まずは

やらないことを決める

ということです。
真面目な人ほど、ちょっと壁にぶつかると、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃとなってしまいます。

でも、この考えはとっても怖いというか、かなり危険です。
最初にも書きましたが、真面目な人は、どんなに売り上げても「不安」というものがなくならないため、努力が永遠に続いてしまうからです。

これでは、いつしか身体を壊してしまいます。

実は、私もこのタイプで、うまくいかないと「努力が足りない」と思っていました。自分で決めたことはやらないと気が済まないんですよね。
そして行きついたのは2年で5回も入院したというお粗末な結果に・・・

そこからですね。

やらないことを決める

を実行したのは・・・
決めたことは守りたいタイプなので、例えば「広告費はかけない」「SNSの更新はしない」と決めたら、広告費をかけずにSNSの更新をしない方法を知恵を絞って考えるようになります。

紹介を貰う方法や、既存客単価を上げる方法を考えるようになるのです。

あ、真面目な人は、繁盛している、成功しているライバル店がどのようにやっているかを見に行かないケースが多いです。

同業種で成功しているやり方を研究するのが一番近道とわかっていても、見に行かないんですよね。

まとまると、
まずは「やらないこと」を決める。
成功しているやり方を、まずは真似てみる。
それをいかに効率よくやるかを考える。

店舗に限らず、短時間で集中して効率よくやる方が、案外良い結果が出たりするものですよ。

では、今日のところはこの辺で・・・

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