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関係の中に自分が見える

人は仕事をする、行動が人の評価を決めるという記事を書いた。

「人間」という言葉がある。

「人間」という言葉は、仏教語の「人間界」に由来し、サンスクリット語の「mamusya」を漢訳した言葉です。もともとは「人々の間」という意味合いがあり、「人が住んでいる所」を表す言葉でした。そのため「世の中」「世間」「世界」を意味していましたが、やがて個人を表す「人」と同義となっていったといわれています。

現在では人間という言葉は人や個人を指すが、元々は人と人の間、社会を意味していたようだ。

そのように考えると、自分という人格は自分ひとりで成り立つものではなく、人と人の間に自分という人格が見つかるといえるかもしれない。

今はSNSで色々な人とすぐつながれる。すぐつながれるということはすぐ切れるということだ。タップひとつでブロックができる。

そうすると自分が好きな人、自分に似ている人としか繋がれなくなってしまう。

しかし、仕事では自分が苦手な人、自分と違う人とも仕事をしなければならない。「自分は好きな人としか仕事をしません!」とはできない。

人は鏡、自分の姿が見えるという言葉がある。自分が苦手な人にこそ自分が写っていると思う。

なぜその人が苦手なのか。

その苦手な要素が自分にもあるのではないか。

その人の言葉に思い当たるところがあるのではないか。

苦手な人とつながりにくい時代だからこそ、苦手な人との間に自分を見つけていきたい。

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