血と骨と肉
ジャンボうまかつとうどん揚げで茶色になってしまった…。
タンパク質が足らない。
パーソナルジムに体験に行って、食生活を見直してもらったら、「脂質を減らして、タンパク質をとりましょう」と言われた。
改めて食事の記録をしてみると、脂質はすぐに増えるし、タンパク質は全くとれない。
米を生産する農家の話をしたけれど、食に関わる業者は他にもある。
私は一時期ジビエ解体のアルバイトをしていた。
仕事の関係で半年しかいなかったけど。
猟師さんが畑などを荒らすイノシシやシカを捕まえる。それを屠殺して、食肉に加工する。
そこでは一次工程と二次工程という工程に分かれており、一次工程で止めをさして内蔵を抜く、二次工程で骨と肉をバラして部位ごとに食肉にした。
私が主に担当していたのは二次工程だった。
感じとしてはただの肉と骨をバラバラにする。
一次工程も関わったことがあるけれど、ただの肉と骨という感じだった。
むしろ外された首の方に「生命」を感じた。
そういう意味では私は「適正」がある方だったのかもしれない。
一度、地域の住民が見学に来たことがあった。
私たちはいつも通り、肉と骨を刃物でバラバラにしていただけなのだけど、何人かは体調を悪くして退室してしまった。
この記事ではないけれど、食肉業に携わる人の精神的負担や精神病について書かれた記事があった。
経験したから分かる。別にみんながみんな、アレを経験する必要はないと思う。でも、あなたが食べているパックされた肉も誰かが止めを刺して、誰かが骨と肉をバラしている。そういうこともちょっと頭の隅に入れておいてくれたら、と思う。
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