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#141 大雄山最乗寺(その2)

2024年7月7日(日)晴れ

 あまりに暑いので涼を求めて南足柄市の 大雄山最乗寺 へお参りして来ました。

 実は 清滝 の横を 不動堂 まで登ってそのまま 御真殿 と 奥の院 へ参拝してから 結界門 を潜ったのですが、この記事では順番を入れ替えて綴っておきます。

御供橋(ごくうばし)

 結界門の手前にあり「かながわ橋100選」の一つに数えられているそうです。参道も中央は歩きませんが、橋が左右に分かれている場合はどちらを歩けば良いのでせうか?

中央に御供橋、両脇に圓通橋が並行している。御供橋は修行僧が道了様へのお供えをする時に使用する橋で普段は通行できない

結界門

結界門より道了大薩埵の浄域とされる。

正に「霊気満山に漲る」

まるで別世界へ足を踏み入れるかのようです。

右側に大天狗
左側に小天狗(烏天狗)

 天狗様も神社の狛犬と同様に、向かって右手、即ち御本尊から見て左手が上位のようですね。

そんなに「鼻高」ではないですし、
一本歯の高下駄も履いてないのね
烏天狗、かっちょえぇ
結界門をくぐって振り返ると、誰も居ません。
本当に異世界に迷い込んだのかしら
右手に七十七段の石段、その先に

御真殿「妙覚宝殿」

左手には高下駄と羽団扇
守護妙覚道了大薩埵をご本尊に、
大天狗・小天狗が両脇侍として祀られている

道了尊 天狗化身像

 火焔を背負い右手に拄杖、左手に綱を持ち白狐の背に立つ道了大薩埵

意外とサイズが、、、

 更に進んで 奥の院 の入り口へ。

陽の光が届かない森の奥深く、、、
阿形
珍しく角がある
吽形
こちらも角あり

参道中央に鎮座する大岩の横を抜けると、

大天狗と小天狗のお出迎え

右手の大天狗に睨まれ、
小天狗は飛び降りて来そうな勢いです

そして、

Stairway to Heaven
これは手摺りがないと無理ですね

 鬱蒼とした老杉に囲れた350段余りの階段を登ると、、、

奥の院(慈雲閣)

 御本地十一面観世音菩薩(当山守護道了大薩埵の御本地)が奉安されているそうです。

 金剛水堂で頂いた霊泉でHP回復。呪文は ホイミ でしたっけ?

 ひと休みしたのでボチボチ戻りますが、ここの階段、一直線で高低差が激しくて目が眩みます。おまけに途中に踊り場が全く無くて下りるのが大層怖いです。手摺りにしがみ付きながら慎重に降りて来ました。

天狗様の後ろ姿

大天狗
小天狗
こちらは「鼻高」天狗でした
高下駄はやっぱり履いていない?
結界門の烏天狗は怒髪?でしたが、此方のは頭襟(ときん)を被っていました

運動不足でヘロヘロになりながら下界に戻って来ました。

三面殿

 三面大黒天(箱根明神・矢倉明神・飯沢明神の三明神が一体に刻まれている)が奉安されているそうです

碧落門

敢えてゴースト入り

廻廊でぐるりと繋がっていました

照心閣〜白雲閣
書院〜照心閣


 凡そ3時間弱の滞在でしたが、森の中の境内でリラックスできました。麓の 仁王門 を見逃しましたのでまた今度。

【撮影メモ】
 FUJIFILM X-T30
 MD24mm, SMC TAKUMAR 55mmF1.8, XC1545
 露出モード:マニュアル(M)
 測光モード:スポット
 FSレシピ:Vintage Kodachrome

おしまい。


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