チューリッヒ大学のWeb3サマースクールに日本から参加した学生の体験レポート
チューリッヒ大学ブロックチェーンセンターのTessone教授とSEYMOURは、同センターの設立当初からスイスと日本のブロックチェーンにおける産学連携に向けた取り組みで協力してきました。2020年から始まったインターナショナル・サマースクール「Deep Dive into Blockchain(ブロックチェーンを探求する)」に、SEYMOURのスイスで学ぶ教育助成プログラムより、日本から計6名の学生(2023年の学生を含む;山口大学工学部、大阪大学、同志社大学、国際教養大学)たちに助成金を提供してきました。チューリッヒ大学はブロックチェーン教育に取り組む教育機関として、欧州で1位、世界では3位に評価されています。
7月2日から開講した3週間のインターナショナルサマースクールに、産学スポンサーとして貢献しました。SEYMOURから助成金を獲得して同サマースークルに日本から参加した学生の似里達哉さん(国際教養大学)に、世界中から集まる優秀な学生たちと学んだ体験について語っていただきました。
サマースクールに参加した似里達哉さん(国際教養大学)にスイスでの体験を答えていただきました
Q:サマースクールはどうでしたか
似里さん:講義や参加者と含めとても充実したサマースクールでした。ブロックチェーン技術を同業界のプロフェッショナルから学ぶことができました。技術面はもちろん、経済や法律など複合的な知識を得られました。また様々なバックグラウンドをもつ学生と仲間になれたのはいい経験だったと思います。異なる知識、国籍、経験をもつ学生たちと切磋琢磨できる環境でした。将来的に共に仕事をしていくような友達を見つけられたことは現地でサマースクールに参加する意義だと思います。
Q:サマースクールに参加して成長したことは
似里さん:今後自分が何をしたいのか気づけたことです。もちろん質の高い講義から同技術とその関連の分野について基礎的なところは学べたと思います。ただそれ以上に様々な方とお話しする中で、自分の立場や将来についてより深く考えるきっかかになりました。まずはIT全般の知識と経験を積もうと思います。一方で自らブロックチェーン関連のプロジェクトを立ち上げ、同業界に進出していきます。ここで出会った仲間たちに認められるようなエンジニアになることが目標です。