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【エッセイ】人付き合いが苦手なので、とりあえずグラフ化してみたよ。

 人付き合いが苦手な人間です。

 それは決して「友達なんていらねぇよ!」というような態度をとっているわけではなく、単純に人といるのが疲れるときが、その辺の一般の人よりも多いという感じかもしれない。

 大学に入ってから、交友関係が高校時代よりもグッと広がり、「浅い付き合い」の人が急に増えました。僕のような人付き合いが苦手で、かつ「ホーム・アローン病(要するに、引きこもり)」の人は、その環境に慣れるのにめちゃくちゃ時間がかかりました。


 ところで僕の場合、なぜか他人と話すのは特に嫌ではないのです。他人とは、「この人は他人だ」と分かっているので、当たり障りのない話をしたりしながら話すことができます。しかし、それがなんとちょっとでも知り合いになった瞬間、めちゃくちゃ関わるのが面倒になってしまうのです。どうしたものか、この現象には何か名前でもあるのでしょうか…

 でも、それから段々と仲良くなっていくと、「なんか今日はあいつと遊びたい気分だな…」という風に、感情が変化して、むしろ「その場にいたらいいな」などと思うようになるのです。面倒な人間です。

 グラフにすると、こんな感じです。

 縦線が「関われる度」で横線が「仲良し度」です。

 仲良し度がゼロの場合、つまり完全に他人の場合は、さっきも言ったように、フラットに関われることが多いのです。完全なる他人とのディスカッションとかは無難にこなせたり、おじいちゃんに道を聞かれたら躊躇なく教えられたり、みたいな。


 しかーし!!見てくださいよ、この10と50の間の魔の谷を

 これこそが「避けたい谷」、略して「サケタニ」です。


 中途半端に知っている人、まぁ簡単に言えば「顔見知り」はとにかく避けたいのです。歩いていてそういう人が少し遠くの方に見えたら、相手が気づいていない限り、その道を折り返して別方向から歩くようにしますし、

 自分の前を歩いている、同じアパートの人がいたとして、その人が郵便ポストを見ていることに気づいたのならば、スマホを見るふりをして、速くそれを済ませてもらうようにします

 別に「うわ~会いたくね~」などとは思っていないのですが、なぜか無理なのです。体が生理的に反応してしまうのです


 しかし、その谷をいざ越えてしまえば、その後はするすると「関われる度」は増加していきます。この辺りでももちろん、「この人はみんながいる場では関われるけど、二人っきりは無理だな~」というようなシチュエーションはありますが、そんなの誰しもあるでしょう。

 とにかく何が言いたいかというと、僕にとってこの「サケタニ」は死活問題なのです。


 大学に入ってから、交友関係がグッと広がったとさっき書きましたが、それと同時に「この世には、誰かといないと死んでしまう人がいるなぁ」とも思うようになりました。

 つまり、授業の教室に行くときも誰かと一緒、夜更かしも誰かと一緒、駅前に定期の更新をしに行くときも誰かと一緒、とにかく誰かといないと死んでしまう人が多すぎる!!と強く感じました。

 僕は以前、この記事で「誰かといないとお前らは死ぬのか?お前らはエイとコバンザメか?」などとめちゃくちゃにバカにしましたが、それから特に心境の変化はありません。

https://fishingjapan.jp/fishing/8213

 そして同じ記事で、僕はこのようなことを書きました。引用します。以下、「彼ら」とは運動部のことです。

これはどういうことかというと、彼らは彼らのノリで生きているために、それに付いて行けなくなると、そのコミュニティから外されて死んでいくらしい。(比喩ね、比喩)

もちろん、文科系にもそれぞれのノリというものがあるが、基本的に文化系の人たちは複数のコミュニティを抱えていることが多いため、それらを行ったり来たりできるし、なんなら一度ノリに付いて行けなくなっても、あとからまた合流できる場が多かったりする。どうだろう、自分の周りだけかな?

そういう意味で、やっぱり運動部は怖いのだ。

だって、もし「野球がしたい!!」と思っても、そのノリに付いて行けなかったら、そのコミュニティから外されてしまうのだろう?もちろん、それぞれの運動部によるだろうし、実力やコミュ力がある者はノリうんぬん関係なく、その中で生きていけるんだろうけど、やっぱり僕みたいな、運動部恐怖症で、その深い知識もない人間からしたら、それはすごく怖い。

 これは友人とのディスカッションを通じて出た意見なので、まったくもって真面目に受け取らないでほしいが、やはり人付き合いが苦手というのは、「文科系&極度の運動嫌い&部活未経験者」などの、複数のファクターが少なからず関係していると言えるのではないか?


 この「サケタニ問題」はいつになったら解決するのだろうか…僕の場合は、これをものすごく気にしているクチなので、どうにかしていつか克服したいのだ。どうすればいいのか…結局、場数なのか…?

 やっぱりうんざいするぐらい人といる、という経験をした方がいいのだろうか。ただ、以前寮に住んだ経験があるんだけど、ストレスが溜まりすぎて、凶器を振り回す寸前の段階までいったことがあるので、たぶん無理だと思うんだよな~

 いやまだ方法は他にもあるはずだ、検討&健闘しますわ…

 また明日!

小金持ちの皆さん!恵んで恵んで!