ハロプロファン歴半年の僕、映画『あの頃。』を飛行機で観て、むせび泣く。
まずは皆様、ご起立頂き、ご唱和ください・・・
松浦亜弥さん!!
山﨑夢羽さん!!
石川梨華さん!!
藤本美貴さん!!
ハロー!プロジェクトに関わるすべてのアイドルの皆様!!
生まれてきてくれてありがとうございます!!!
そして、
つんく♂さん!!
生き抜いてくれて、ありがとうございます!!!(ギャン泣き)
とまぁ、この世に存在するすべてのハロー!関係者たちに感謝を爆音で届けたくなるこの映画、『あの頃。』をついに観ましたよ。U-NEXTでね。
まったく関係ない話をして申し訳ないんですが、この前実家に帰省したんですよ。その移動手段が飛行機だったんです。僕はやや飛行機恐怖症で、何かを観たり聴いたりしていないと苦しいタイプなんですね。それで毎度毎度何かに頼っているんですが、今回はこの映画に託したわけです。僕の緊張の緩和を。
ところがどっこい、めちゃくちゃ感動して、おいおい泣いていたら気づいたら到着していて、びちょびちょの状態で空港に降り立ちました。
まず、この映画って「あっち側」まで行っちゃったアイドルオタクたちのひりひり感がたまらないですよね。なんか「エモ」みたいなパッケージされてるし、実際本人は素晴らしい記憶だったんだろうけど、これってかなり危ない毎日でしょ?僕みたいな「臆病オタク」としては、自分自身の生活を全部投げ捨ててまで、「一つの憧れ」にオールベットできる姿勢ってのは、本当にかっこいいですよ。それをエンジョイするってのは、なかなかできないと思います。
最近は「本当に好きなもの」って何だろう?とか、よくわからない悩みを抱えてる人が多いっぽいですが、どれだけ悩んだって、どう行動したって、この人たちみたいにはなれない。だって黙ってても行っちゃってるから。簡単には引き返せない側に。
僕も絶対にこの人たちにはなれない。だって自分のことが一番かわいいもん。自分が一番かわいいから、どれだけ好きだと思っていても推しのグッズよりも家賃を優先してしまうし、そこまで行かなくてもいいかな?ってイベントよりも仕事を優先してしまう。結局、自分の生活とか立場とかを優先してしまう。無意識的にね。
でもこの人たちには自分よりかわいい人がいる。その人たちのためなら風呂なしアパートでもいいし、彼女できなくたっていいし、最悪、仕事しなくてもいい(さすがに多少は金ないと推せないだろ)。そんな現状に一抹の不安を覚えつつも、次の日には笑顔で現場にいる。別に自分の娘とかじゃないんだぜ?そんな奴ら、あまりにもカッコよすぎるだろ。マジRESPECT。
皆さんも観た映画のレビューを鑑賞後にチェックするようなことがあると思うんですが、僕もそういったことをよくします。
この映画も例に漏れず、いろいろ感想を読んでみたんですが、その中で多かったのが「なんか思ってたのと違った。特に後半。ハロプロあんま関係ないじゃん」みたいなもの。
たしかによくわかりますが、一応、僕が代表して、「何を言っとるんだ。」とグーパンしときます。
違う、違うよ。この映画は原作者の劔さんの実体験に基づく話ではあるんだけど、言ってみれば「究極の人生賛歌」なんですよ。
そしてそれって、ハロプロのGODこと、元総合プロデューサーのつんく♂さんが曲作り全体(特に詞)を通して、ずーーーっと訴えてきたことなんです。つまり、「生きるのって、最高だ」ってこと。(下記事参照)
ただのハロプロの一ファンでしかなかった劔さんの第二の青春が、こうして物語になって全体を通して見ると、不思議とつんくさんが伝えたかったメッセージとリンクするんです。その奇妙な連結こそ、見事。
劇中の話になりますが、人生にくじけまくってたオタクたちは、めげずに生きたから幸せな毎日を送ることができた。たとえ仕事なくたって、音楽で飯食えなくたって、末期がんだって、生き抜いたからこその幸せでしょう!!
このメッセージこそ、この映画、特に後半部分から伝わる、いやむしろにじみ出てくるものだと思います。そこに僕はむっちゃ泣いたんです。機内で。
まだまだ書きたいことありますが、冗長にもなりたくないのでこのぐらいにしときます。あ、でもこれだけ言っときましょう。
夢羽ちゃん!!あややにしか見えなかったよ!!
最高でしたね~~可愛かったですね~~夢羽ちゃん。僕の推しグループのBEYOOOOONDSからの大抜擢でした。お母さまがあやや推しだったみたいで、娘さんがまさかあやや役をやるなんて…思いもしなかったでしょうね…
この映画、もう本当におすすめです。今誰かを推している人、かつて推したことのある人、誰かを推してみたい人。すべての人に届いてほしい。
では最後に、僕が大好きなつんくさんの歌詞でお別れしましょう。
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