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因数分解して組み合わせる

今回の記事はアイデアとか発想とか(同じか)の話です。以前アイデアを練る時には「かけ算」の発想が必要だという話をしました。このこと自体は今も変わることなく同じ感覚でいるのですが、そのかけ方というものを少し考えてみたくなりました。

アイデアの出し方の前に、少し物事の整理の仕方についての話をしましょう。物事の整理をするときに、僕はよく「因数分解」という言葉を最近使うようになりました。

複雑な事象を、簡単な因子の掛け算に分解することです。

例えば、楽天への出店時に目にする「売り上げ」の指標はこういう感じで書いてあります。

売り上げ = 流入数 × 客単価 × 転換率

それぞれの言葉の定義はここでは触れませんが、つまり因数分解とはこういうことです。この例は、数値的なものなので、リアルなかけ算として展開できるものですが、物事の現象を因数分解して言語化するということもありますね。

例えばこんな感じでしょうか?

ライブ配信のクオリティ
= リアルタイムのコミュニケーション × 映像美 × 音声美

みたいな・・・ね。

つまり、因数分解することによって、そのものを構成している要素(因子)をでっち上げかもしれませんが、定義することができるわけです。これが生理の仕方という意味での因数分解ですね。

では、今回のタイトルでもある因数分解して組み合わせるということについてですが、ここでかけ算の考え方を加えていくのです。

バラしてかける

先日のかけ算の時は、事象と事象のかけ算をしてみるというような1:1の関係のかけ算をたくさんやろうぜ的な話でした。

そこに因数分解という考え方をプラスするとどうでしょう。

Aという事象は4つの因子でできている(と、でっち上げた)
Bという事象は3つの因子でできている(と、でっち上げた)

このときAとBのかけ算で考えるのではなく

Aの因子とBの因子をかけてみるということになるわけです。

A-1、A-2、A-3、A-4、B-1、B-2、B-3があるとして、かけ算してみるのです。そういうと、合計12通りと感じるかもしれません。

12通りと考える=2つのかけ算という頭になっているということになります。

3つかけたらダメだと誰が言いました?
7つかけたらダメだと誰がいいました?

バラして組み合わせるというのはこういう感覚です。

イメージするならレゴかもしれませんね。合計7つのパーツを自由に組み合わせていいという状況がそこにはあるのです。

そうした時、ふと思いがけない発見や気づきがあるかもしれません。もちろんないかもしれません。ですが、この考え方はちょっとおすすめです。


わければ分けるほど、可能性が広がる・・わけではありません。なるべく因数分解をきれいにできないといい組み合わせが見つからない状況になりますからそこだけ気をつけてくださいね。



もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!