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若い頃言われた言葉「所詮、社会に出れば、社会の歯車よ。」

今回の記事は、
何か仕事とか自分のポジションで悩んでいる人に向けての
メッセージでもあります。お付き合いください。

これは、僕が社会人2年目くらいのときに言われた言葉です。
なかなかこれだけでは残念というか諦めな言葉のように聞こえますが、
実はこれには少し先があります。

その時に言われた言葉はこちらです。

所詮、社会に出れば、社会の歯車よ。
でな、歯車には二つのタイプがある。
自らは動いて他を動かす歯車と、
自らは動かず他に動かされる歯車と。
どちらも社会には必要。お前はどっちになりたい?

この言葉を言われたのは、僕が出向をすることになったとき。
グループ会社ではあったのですが、他社への出向ということで
期待と不安とが入り乱れていたときでした。

その先輩とは、特にしっかりしたつながりもなく
たまにお話しするくらいの方だったのですが、
ある時、ふと呼び止められて、会議室へ招かれました。

そして、三人がけの長机。

端と端に座り、先輩は斜めに僕をみながら、
足を組み、そして右肘をテーブルについた状態で
僕の投げかけたのが冒頭の言葉です。

冒頭の言葉を見てもらえればわかりますが、
最後、「お前はどっちになりたい?」で終わってますよね?

これ、「お前はどっちになりたい?」と言った後、
答えをきかずその先輩は席を立ったのです。

あの感覚は忘れられません。
あの景色は今でも覚えています。


ちなみに、僕の答えは「動かす方」でした。


そこから出向先でウェブを学び、
情報アーキテクチャに触れ、
いろんなところに飛び込みました。

そして、なんとかまがいなりではありますが、
それなりの位置にいることができるようになりました。

「動かしているか?」と言われるとどうかはわかりません。
まだどちらかというと・・・な位置づけだろうなと思います。


今回こんなことを書いたのは特に意味はありません。
なんとなく、自分の中で改めて思い出したわけです。


こんなことを書きながら、
俺もそんな先輩になりたいなぁと
何か言葉を残せるおじさんになっておきたいなぁと遠い目を
してるのでした。

もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!