メリー・ポピンズは人生の楽しみ方、歓びの感じ方の先生。決して見たことのないところへ連れて行ってくれる…★劇評★【ミュージカル=メリー・ポピンズ(濱田めぐみ・大貫勇輔・山路和弘・木村花代・鈴木ほのか・ブラザートム・浦嶋りんこ・内藤大希・大廣アンナ・中込佑協出演回)(2022)】
メリー・ポピンズは子守や家庭教師という肩書はついていて、服装もオーソドックスな家庭教師の姿をしているが、彼女は勉強そのものを子どもたちに教えて、しつけをするというよりは、どちらかというと生き方の師であり、人生の楽しみ方、歓びの感じ方の先生なのだ。ミュージカル「メリー・ポピンズ」を観ているとそのことがよく分かる。子どもながらにこじれてしまった毎日やよどんでしまった親との関係に突破口を開いたり、日々の生活に色彩や躍動感を失ってしまった町の人々にときめきを取り戻したり、例えメリーがいなくなってしまっても、日々を楽しく生きていけるような力を与えてくれる。だからメリー・ポピンズはどんな時代、どんな場所にも現れる。不可思議なのだがどこか納得してしまうそんな彼女の存在理由を主演の濱田めぐみと笹本玲奈はよく心得ており、子どもたちをぐいぐいと引っ張っていきながら、登場人物のすべてや観客までをも、決して見たことのないところへと連れて行ってくれる。(画像はミュージカル「メリー・ポピンズ」とは関係ありません。単なるイメージです)
ミュージカル「メリー・ポピンズ」は2022年3月31日~5月8日に東京・渋谷の東急シアターオーブで、5月20日~6月6日に大阪市の梅田芸術劇場メインホールで上演される。
★阪清和のエンタメ批評&応援ブログ「SEVEN HEARTS」でも序文は無料で読めます。舞台写真はブログでのみ公開しております。
★ブログでの劇評は序文のみ掲載し、それ以降の続きを含む劇評の全体像はこのクリエイターのための作品発表型SNS「阪 清和note」で有料(300円)公開しています。なお劇評の続きには作品の魅力や前提となる設定の説明。濱田めぐみさん、大貫勇輔さん、山路和弘さん、木村花代さんら俳優陣の演技や身体表現に対する批評、スタッフ陣の演出や舞台表現に対する評価などが掲載されています。
【注】劇評など一部のコンテンツの全体像を無条件に無料でお読みいただけるサービスは2018年4月7日をもって終了いたしました。「有料化お知らせ記事」をお読みいただき、ご理解を賜れば幸いです。
なお、今回の公演では、主役のメリー・ポピンズをはじめ主要な役柄のほとんどがWキャストで、子役に至っては4人で1つの役を担っているため、数えきれないほどの組み合わせが組まれていますが、取材機会の関係で劇評を掲載するのは、「メリー・ポピンズ(濱田めぐみ・大貫勇輔・山路和弘・木村花代・鈴木ほのか・ブラザートム・浦嶋りんこ・内藤大希・大廣アンナ・中込佑協出演回)」に限らせていただきます。なにしろ超人気公演ですので取材機会も限定されます。どうかご了承ください。
この劇評ではカバーできない笹本玲奈さん、小野田龍之介さん、駒田一さん、知念里奈さん、島田歌穂さん、コング桑田さん、久保田磨希さん、石川新太さん、西光里咲さん、弘山真菜さん、深町ようこさん、井伊巧さん、高橋輝さん、田中誠人さんのファンや関係者の方には大変申し訳なく、心苦しく思っております。またの機会に採り上げさせていただければ幸いです。ご容赦ください。
ただし、ブログでのみ掲載する舞台写真は、「メリー・ポピンズ(濱田めぐみ・大貫勇輔・山路和弘・木村花代・鈴木ほのか・ブラザートム・浦嶋りんこ・内藤大希・大廣アンナ・中込佑協出演回)」に限定せず、いろんな組み合わせが出てきますので、ご覧になってください。
★ミュージカル「メリー・ポピンズ」公式サイト
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?