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急速な進化にきちんと応えてきたKing & Prince。そこには主役としての自覚が確かに存在する…★劇評★【舞台=ジャニーズ King & Prince アイランド(2018)】

 例えばフライングひとつとってみても、いくらお家芸だと言っても、ひとりひとりがきちんと向き合って技術を習得し、さらに向上させていかなければ決して進歩していかないわけで、ジャニーズの一連の舞台やショウを見ていると、このことに各自がどれだけ強い気持ちで臨んでいるかがよく分かる。特に12月6日から始まった舞台「ジャニーズ King & Prince アイランド」では先輩から受け継いできたフライングだけでなく、新しいフライングにも挑戦。限界を自ら拡張させる意欲的なパフォーマンスとして観客を驚かせている。デビュー、そして2つのグループの合体を経て、ジャニー喜多川氏が力を入れてきた年末年始(一部秋開催もあるが…)のシリーズへの主役としての抜擢、しかもシリーズで初めて特定のグループの名前を冠するタイトルを獲得するなど、周囲があっけにとられるほどの急速な進化にきちんと応えてきたKing & Prince。そこにはすっかり主役としての自覚が確かに存在し、この公演期間の中でもさらなる進歩を求めているようにも見える。
 舞台「ジャニーズ King & Prince アイランド」は12月6日~2019年1月27日に東京・丸の内の帝国劇場で上演される。

★舞台「JOHNNYS' King & Prince IsLAND」公演情報
https://www.tohostage.com/johnnys_kingprince_island/

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