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グロースを見据えたC向けアプリの初期ユーザー獲得方法(Instagram活用編)

はじめましての方もいると思うので、簡単に自己紹介させて頂きます。
僕は楊 承峻(やん すんじゅん)(@sss1996yyy)と申します。株式会社FUNEEという会社のCEOです。FUNEEでは現在C向けの新しいファッションプラットフォーム(アプリ)や、若年層が熱狂するファッションメディア(累計約50万フォロワー)などをつくってます。

C向けアプリを運営する会社が最初にぶつかる壁が「初期ユーザーの獲得」です!サービスをつくったものの、使ってくれるユーザーが集まらないという状況を打破するために奮闘しているスタートアップ関係者の方も多いはず!

今回は、

  • FUNEEが行った初期ユーザー獲得方法

  • Instagramを活用してアーリーアダプターを見つける方法

  • Instagramを活用した初期ユーザー獲得のメリット・デメリット

に関してまとめていきたいと思います。(あくまでFUNEEでの成功事例なので、事業・プロダクト領域によってはあまり効果的ではない可能性がございます。)


FUNEEが行った初期ユーザー獲得方法

プロダクトの構想段階で、アプリは、初期ユーザーの獲得が難しく、またユーザーを獲得し続ける仕組みを作ることができればプロダクトの大きな強みになると考えました。

FUNEEの強みはInstagramのアカウント運用だったため、会社の強みを活かした、ユーザー獲得の仕組みを考えた結果、下記のような方法を実行しました。

 
  1. ターゲット層に刺さるInstagramメディアを作成し、有益な情報を発信。

  2. ターゲット層にフォローしてもらう

  3. 適切なタイミングでアプリをダウンロードしてもらう

ここで大事なことは、Instagramメディアと、アプリの内容にシナジーがあることです。弊社はファッションアプリを開発していたので、ファッションに関する情報を発信するメディアを作成しました。
ファッションアプリを開発しているのに、料理に関するメディアだと、フォローはされるかもしれませんが、アプリのインストールまでは促しにくく、フォロワーさんにとっても体験がよくありません。

また、ターゲット層がInstagramメディアからアプリをダウンロードするまでの体験を如何に良くするかも大事です。このあたりに関しては、また別途noteをお書き致します。(@sss1996yyy にご連絡頂ければお話可能ですのでお気軽にご連絡ください🙋‍♂️)

※フォロワーさんを騙してアプリをダウンロードさせるような手法は避けるかつ、メディアを運営している会社が開発しているアプリであることなどをしっかり発信しましょう。


Instagramを活用してアーリーアダプターを見つける方法

初期のアプリはユーザー数も多くないため、1ユーザーによる数字への影響が大きく、なるべくアーリーアダプターに該当するユーザーに利用してもらいたいと考えておりました。

アーリーアダプターの定義やペルソナの定義が行えている場合、Googleフォームでアーリーアダプターに該当するか判断する質問事項をまとめて、Instagramメディアに掲載することで、アーリーアダプターに該当するユーザーだけをアプリに招待することが可能です。(テキストベースでは判断が難しい場合、通話や対面で判断することも可能です。)

弊社では具体的に下記のような流れで行っていました。

  1. Googleフォームを作成する

  2. Instagramメディアでアプリに関する利用と、Googleフォームへの回答を告知する

  3. 回答者の中から、アーリーアダプターに該当するユーザーにメールやLINE・SMSでご連絡し、TestFlightをダウンロードしてもらう

このような流れを取ることで、アプリを利用してみたいと思ってもらえる方が増えるかつ、正式リリースを楽しみに待ってくださる方も増えたと体感的に感じました。

実際にFUNEEでは上記の手法で、約500人のアーリーアダプターにアプリ を利用頂き、フィードバックを踏まえた修正を経て、正式リリース後2日ほどで約1万人のユーザーにアプリを利用頂くことができました。

Instagramを活用した初期ユーザー獲得のメリット・デメリット

【メリット】
・アーリーアダプターに該当するユーザーの獲得がしやすい
・〜数万ユーザーまで迅速にユーザー獲得が可能(メディアのフォロワー数に影響されます。)
・プロダクト創りを行っていく上で、キーとなるステークホルダーとの関係値が築きやすい

Instagramを活用した初期ユーザー獲得は、ユーザー獲得以外の面でもメリットが大きく、特に「プロダクト創りを行っていく上で、キーとなるステークホルダーとの関係値が築きやすい」という点があげられます。

例えば、インフルエンサーさんや、有名ショップなど、関係値を築くまでの時間を大幅にショートカットできたと思います。その結果、より魅力的なプロダクトをユーザーに届けることができました。

【デメリット】
・Instagramのアルゴリズムに影響される
・アカウントが大きくなるほど、専任で運営できる人が必要になる

デメリットは強いてあげるならば、Instagramのアルゴリズムの変更によって、フォロワーが伸びにくい時期があったり、アカウントが大きくなるにつれて投稿や企画を行える人が専任で必要になってくる点です。Instagramアカウントの運営は、なかなか特殊な部分もあるため、適切な人を見つけるのに苦労することがあるかもしれません。


おわりに

Instagramを活用したC向けプロダクトの初期ユーザー獲得方法に関してまとめてみました。今後数十万〜数百万ユーザーを獲得していくうえで、新しい知見が貯まると思うので、その際には、またアウトプットさせて頂きます。

もし、ファッションが好きなスタートアップ関係者の方や、初期ユーザーの獲得に関してディスカッションしたい方がいましたら、ぜひお茶など(オンライン可)させてください🍵
※個人のTwitterはこちら


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